日本工営がシンガポールで水力発電事業 画像 日本工営がシンガポールで水力発電事業

海外進出

 日本工営は、シンガポールの水力発電事業投資会社アイロンモントハイドロに今月中に出資する。同社への出資を通じて東南アジア各国で中小水力発電事業の開発と運営に参画する。出資額は11億円。8日にアイロンモントハイドロと合意した。
 アイロンモントハイドロは、アジア全域を対象に中小水力発電を中心とする再生可能エネルギー分野で民間資金の組成による事業開発と運営を行う電力事業投資会社。日本工営はアイロンモントハイドロの経営や投資判断に関与し、インドネシアやフィリピンなどを中心に域内の有望な水力発電事業者や事業案件を発掘し、運営にも参画。安定した発電施設の運営と将来に向けた事業の開発と経営を担う現地人材を育成し、アジア地域での再生可能エネルギーの普及・拡大に取り組む。
 事業参画を通して、民間主導型エネルギーインフラ事業投資の実績と知見を蓄積。同社が持つ建設計画作成から事業実施までの技術と民間資金活用のノウハウを組み合わせたインフラ開発の実現も目指す。
 アイロンモントハイドロは、インドネシアで複数の発電事業を開発・運営している水力発電事業会社アルコラの事業に出資・参画する計画で、日本工営グループはアルコラなどの発電事業会社が手掛ける複数の中小水力発電事業に対し、技術レビューやアドバイザリー業務、施工監理などのサービスを提供する。
 日本工営は、長期経営戦略(15年7月~21年6月)で20年度のグループ全体の売上高目標を1400億円と設定。このうち電力エンジニアリング事業の売上高目標を230億円(16年6月期175億円)とし、アジア地域での再生可能エネルギー発電事業の開拓に力を入れている。
 16年にはインドネシアの現地法人を通じた「チカエンガ小規模水力IPP事業」の実施、アジア各国向け「水ビジネス投資パートナーシップ」への出資、フィリピンの民間電源開発会社グループへの出資を通じた石炭・バイオマス混焼火力発電事業への参画など、アジア域内での新規エネルギー案件の開発に取り組んでいる。

日本工営/アジアの水力発電事業強化/シンガポール投資会社に出資

《日刊建設工業新聞》

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