名古屋城天守木造計画、寸分違わず復元できる世界で唯一の城! 画像 名古屋城天守木造計画、寸分違わず復元できる世界で唯一の城!

インバウンド・地域活性

 名古屋城天守閣の木造復元に向け名古屋市は9日、設計・施工を手掛ける竹中工務店と基本協定を結んだ。基本設計・調査業務等も契約した。7月に特別史跡外での準備工事に着手する。今後、文化庁との協議を控えているが、順調に行けば、19年3月に外部エレベーター棟、同9月に現天守閣の解体に入る。20年6月に木造天守閣に着工し、22年12月完成を目指す。
 中区本丸1にある城内本丸御殿で行われた基本協定締結式では、河村たかし市長と岡田正徳竹中工務店副社長が協定書に調印、固い握手を交わした=写真。
 河村市長は「幕末の金城温古録や昭和実測図が残っており、寸分違わず復元ができる世界で唯一の城が名古屋城。名古屋のシンボルとして、1000年保つ立派なものをつくってほしい」と話した。岡田副社長は「次の世代に残すという使命を最後まで全うしたい」と決意を語った。
 名古屋城の現天守閣は、太平洋戦争の空襲で焼失後、1959年にSRC造で再建された。木造復元は、現天守閣が耐震性などの問題を抱えているため、河村市長の肝いりで計画された。
 市は、技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)の公募型プロポーザルを行い、昨年3月に竹中工務店を優先交渉権者に選定。16年度6月補正予算案で特別会計を新設し、基本設計や準備工事費など10億1100万円を計上した。だが、市議会の理解が得られず、継続審査が続き、2月定例会でようやく承認されていた。
 竹中工務店の提案によると、事業費は最大約505億円(税込み)。できる限り国産材を使って復元する。建設中は復元過程を見てもらえるよう、5階建ての素屋根内見学施設を設け、伝統技術と現代技術の融合を公開する予定。

名古屋市、竹中工務店/名古屋城天守木造復元で基本協定締結/22年12月完成めざす

《日刊建設工業新聞》

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