戸田建設がイチゴ栽培に進出。農業の6次化や住民参加も 画像 戸田建設がイチゴ栽培に進出。農業の6次化や住民参加も

インバウンド・地域活性

 戸田建設は、茨城県常総市で施設園芸事業を広めるための実証ハウスを設置し、イチゴの栽培に乗りだした。同市が目指す農業の「6次産業化」を推進するのが狙い。地元住民にも栽培への参加を呼び掛け、大規模施設園芸や観光農園などの事業化の下地を作っていく。同社は栽培、出荷、販売を通じて農業経営のノウハウを蓄積し、農業へ参入することを視野に入れている。
 2月下旬に開通した首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の常総インターチェンジ(IC)の周辺地域では、常総市が中心となり、「アグリサイエンスバレー構想」を推進中。多数の地権者が所有する農地を集約し、大規模化すると同時に、生産から加工・物流・販売まで一貫した事業施設を整備する農業の6次産業化により、競争力ある農業の実現を目指す取り組みで、同社は官民連携事業協力者として事業に参画している。
 このエリアは稲作を中心とした農業が行われてきた地域のため、施設園芸に対する地元の理解が十分とは言えないのが現状という。このため、同社が先導役となり、事業地の近隣に園芸施設を設置し、イチゴの高設養液栽培に取り組むことにした。
 施設名は「TODA農房」。2547平方メートルの敷地を借り受け、高設養液栽培ハウスや育苗ハウス、選果・出荷作業所棟、資材庫を整備した。育苗ハウスで定植後、9月に高設養液栽培ハウスで栽培を始める。イチゴの品種は「紅ほっぺ」。年間3000株の収穫を見込み、野菜直売所などで販売。売上高は年間200万~300万円を見込む。
 同社は3月1日付の機構改革で本社に戦略事業推進室を新設した。投資開発事業、洋上風力発電など新事業、グループ事業の推進を加速させており、農業は新事業の一つとなりそうだ。

戸田建設/イチゴ栽培に進出/茨城県常総市に実証ハウス、農業の6次産業化推進

《日刊建設工業新聞》

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