【実践ソリューションフェア:2】最新事例に見るIoT導入のヒント 画像 【実践ソリューションフェア:2】最新事例に見るIoT導入のヒント

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【記事のポイント】
▼在庫管理にIoTを取り入れ、品切れや消費期限切れを回避する
▼農家のノウハウをセンサーで分析し、潅水や温度管理を自動化する
▼ドライバーの運転を監視し、燃費向上や技能承継につなげる


 企業の生産性向上に向けたIT導入において、今一番のトレンドはIoTだろう。通信やセンサーといったインフラも整いつつあり、そのすそ野がさまざまな企業や職種に広がりつつある。

 “ITで育つ元気なオフィス。”をコンセプトに開催された、大塚商会主催の「実践ソリューションフェア2017」でも、会場にIoTのコーナーを設置。セミナーではインテル株式会社執行役員セールス・チャネル事業本部本部長の井田晶也氏が登壇し、「IoT時代の到来による取り巻く環境の変化について」を題材に講演を行った。

■生ビール売上の1/3におよぶ購買機会ロスをIoTで解決

 井田氏によると“ムーアの法則”を体現した集積回路の進化により、過去10年間で価格に対するコンピューター性能比は60倍に、ネットワークの価格効率比は40倍に、センサー価格は1/2になったという。これが後押しするのがIoTで、現在200億台とも、250億台ともいわれているネットワークに接続するデバイスは、2020年までには500億台を上回るとしている。

 では、IoTの導入によって、事業者の経営がどう変わるのか? その事例の一つとして井田氏が紹介したのが、アメリカにおけるビール事業だ。同国では生ビールの売上が年間200億ドルあるが、バーやレストランなどの小売店では品切れにより、その1/3におよぶ購買機会のロスが生まれているという。さらに、消費期限切れで廃棄するビールもあり、これは全売上の10%~15%にあたるそうだ。

 売り場における購買トレンドを知るために、メーカーではキャッシュレジスターによる会計データを参照していたという。しかし、そこで分析できるのは3か月間での平均値など、精度に欠ける情報にすぎなかった。そこでメーカーではビア樽に重量を測定するセンサーを設置。ネット経由でビールの残量をリアルタイムで確認できる仕組みを作っている。

「このIoTシステムは、小売店での在庫管理だけでなく、メーカーにおける製造や配達の効率化にも役立っています。消費期限が迫ったビールにクーポンを出すなど、マーケティング活動にも貢献しているようです。この事例ではビールの重量を計測しましたが、さまざまなビジネスに共通して利用できる仕組みだと思われます」

《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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