下水汚泥の肥料化・燃料化技術の研究施設が完成。省スペース・人件費削減化へ 画像 下水汚泥の肥料化・燃料化技術の研究施設が完成。省スペース・人件費削減化へ

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 日本下水道事業団(JS)が月島機械、サンエコサーマル、栃木県鹿沼市、鹿沼市農業公社と共同で鹿沼市黒川終末処理場(栃木県鹿沼市)内に整備していた「脱水乾燥システムによる下水汚泥の肥料化、燃料化技術実証事業」の実証研究施設が完成し、9日に現地で記念式典が開かれた。JSの松浦將行理事や月島機械の山田和彦社長ら関係者がテープカットをし、施設の門出を祝った。
 式の冒頭、佐藤信鹿沼市長の代理で出席した松山裕鹿沼副市長が「下水道事業の健全経営が求められる中、この施設の稼働で見込まれる維持管理費の低減に強く関心を抱いている」との佐藤市長のコメントを代読した。山田社長は「さらなる汚泥の有効利用を図るため、肥料化や燃料化などの利用方法を展開していきたい」とあいさつした。
 同事業は、国土交通省が実施する「下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)」に採択されている。中小規模の下水処理施設を対象とした脱水乾燥システムを使用し、下水汚泥の肥料化や燃料化など多様な有効利用への適応性や設備の性能、ライフサイクルコストの縮減などを実証する。
 脱水乾燥システムの最大の特徴は下水道事業で築かれた「機内二液調質型遠心脱水機」の技術と、食品分野などで培われた「円環式気流乾燥機」を組み合わせている点。乾燥汚泥の含水率を10~50%の間で調整でき、単一の設備で多様な有効利用を実現できるという。
 同システムの導入によって、主要機器数を従来の10点から4点に減らせるほか、省スペース化(従来比50%減)、人件費の削減や運転管理の効率化などの効果が見込まれているという。

JSら5者/下水汚泥の肥料化・燃料化技術実証研究施設(栃木県鹿沼市)が完成

《日刊建設工業新聞》

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