音に関する問題解決へ! 技研音響実験棟の運用開始 画像 音に関する問題解決へ! 技研音響実験棟の運用開始

IT業務効率

 鴻池組は、茨城県つくば市の技術研究所に建設した音響実験棟の運用を1日に開始した。実験棟は、基礎実験や検証試験での使いやすさを考え、シンプルでコンパクトな構成とする一方、標準的な「残響室」や「無響室」に加え、実際の居住空間を模した「箱型実験室」を配置。顧客からの音環境に対する相談や新材料の性能検証など多様なニーズに応えられるようにした。
 残響室は、コンクリートで壁・床・天井を反射性に仕上げ、かつ不整形とすることで、音があらゆる方向に伝搬し、室内に音が均等に分布する状態を近似的に実現した。各種建築材料の吸音率測定で使用する。
 無響室=写真=は、外部から音や振動の進入が無いように設計し、内部の壁・床・天井を高い吸音性に仕上げたことで、反射音の影響を受けずに対象音源からの直接音だけを測定することが可能。併設する残響室との間には試験体を設置する開口を備え、残響室との併用により遮音性能測定が行える。
 箱型実験室は、集合住宅を模した壁式鉄筋コンクリート構造2階建ての実験室。集合住宅での音のトラブルとして多い上階からの音「床衝撃音」の問題に関する実験研究を主に行う。
 同社は、これらの実験室を活用することで、音に関する問題が発生した後の技術検討だけでなく、遮音設計に必要な音響データの蓄積、さらに顧客のニーズに応えた新技術や新材料の開発に積極的に取り組んでいく。

鴻池組/技研音響実験棟(茨城県つくば市)の運用開始/多様な音環境ニーズに対応

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

IT業務効率 アクセスランキング

  1. ~スマート林業:2~経済効果20億、ICTが森林をお金に換える!

    ~スマート林業:2~経済効果20億、ICTが森林をお金に換える!

  2. ~スマート林業:1~最先端テクノロジーで未来志向へ

    ~スマート林業:1~最先端テクノロジーで未来志向へ

  3. 横浜の山下ふ頭、国内最大級の展示施設整備構想、東京ビッグサイトの受け皿に

    横浜の山下ふ頭、国内最大級の展示施設整備構想、東京ビッグサイトの受け皿に

  4. ~ITで強い商店街を作る:4~地域カードで商店街の垣根を越える

  5. ~地方発ヒット商品の裏側~破綻しかけた老舗旅館を立て直す、IT化が生んだ“おもてなし”の新たな形

  6. ~中小工場のIoT化最前線:2~LCCを実現、武州工業の戦略とは?

  7. 三井住友建設が物流施設向けにPCaPC工法開発、高品質・短時間で大スパン化実現

  8. 君津市に全国最大級のドローン飛行場/アイネットら4者、ドローン事業包括受注へ

  9. 古河ロックドリルが新型ドリルジャンボを開発。リニア新幹線を視野に、最大出力が25%向上

  10. サービス業のIT利用最前線!6 チャットボットで現場情報を共有、効率化

アクセスランキングをもっと見る

page top