主要ゼネコン26社の16年4~12月期決算、6割で受注高が増加、工事採算の改善が続く 画像 主要ゼネコン26社の16年4~12月期決算、6割で受注高が増加、工事採算の改善が続く

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 主要ゼネコン26社の16年4~12月期決算が14日までに出そろった。業績の先行指標となる受注高(単体ベース)は16社が前年同期より増加。7社が通期見通しを上方修正した。通期予想に対する達成率も半数以上が7割を超えた。公共工事、民間工事とも建設需要は堅調で、工事採算の改善も続くなど、ゼネコンにとっては好調な事業環境が続いている。
 受注高は10社が前年同期を下回ったが、このうち通期見通しを公表していない1社を除き8社は通期の受注予想を前年度より引き下げており、達成率もピーエス三菱が8割を超えるなど大半が7割近くに達している。達成率が約5割の東急建設は「1~3月に民間建築で受注を見込める大型案件が複数ある」としているほか、約6割の三井住友建設も、今年に入り250億円で落札した「新名神高速道路淀川橋工事」などがあることから通期予想を上方修正するなど、各社とも想定の範囲内と見ている。
 セグメント別に各社の受注高を見ると、土木は公共工事が14社、民間工事は13社が増加。公共工事は「小石原川ダム本体建設工事」を受注した鹿島が2000億円を超えたほか、大成建設と前田建設が1000億円超を受注。民間工事では前田建設と安藤ハザマ、フジタの受注額が倍増した。
 建築で前年度より増加したのは、公共工事が11社、民間工事は14社。公共工事は「新国立競技場整備事業(第2期)」を受注した大成建設が倍増し2000億円、「東京国際展示場(28)増築工事」を受注した清水建設は1000億円を超えた。五洋建設は「国立国会図書館関西館新館(仮称)建築工事」などを受注し、約6倍に増えた。
 民間工事では「(仮称)OH-1計画新築工事」などを受注した鹿島が7000億円、「虎ノ門トラストシティ ワールドゲート」を受注した清水建設が6000億円を超えるなど、東京都心で活発化している再開発事業が各社の受注に影響を与えている。
 好調な受注環境にあるものの、手持ち工事の進ちょく率が想定を下回るなどして売上高は18社が前年同期より減少した。一方で、受注の好調さに加えて労務や資機材の需給が安定していることで工事の採算が改善。これによって利益が押し上げられ、営業利益は19社が増加している。

主要ゼネコン26社/16年4~12月期決算/6割が受注高増加、工事採算改善続く

《日刊建設工業新聞》

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