国交省が電気通信工事の国家資格創設へ、技術検定で制度化/30年ぶりの新種目 画像 国交省が電気通信工事の国家資格創設へ、技術検定で制度化/30年ぶりの新種目

制度・ビジネスチャンス

 国土交通省は電気通信工事に国家資格の「施工管理技士」を創設するため、技術検定制度の具体的な検討を始めた。技術検定の種目に電気通信工事を新設。既存種目と同様に1、2級を設け、学科と実地で試験を行う。電気通信主任技術者(総務省所管の国家資格)には実務経験年数でインセンティブを与える。建設業法施行令の改正や試験機関の指定などを経て、18年度以降に実施する。
 施工管理技術検定に新種目が創設されるのは約30年ぶりとなる。
 国交省は学識者でつくる「電気通信工事に係る施工管理技術検定に関する検討会」(座長・中村英夫日大理工学部応用情報工学科特任教授)の初会合を8日に開き、技術検定の制度案を提示した。
 それによると、技術検定は、施工計画や施工図の作成と、工程や品質、安全などの施工管理を的確に行うために必要な技術を対象とする。電気通信工学のほか、電気工学、土木工学、機械工学、建築学を関連技術分野として整理した。
 試験基準案では、電気通信工事の施工に必要な電気通信工学、電気工学、土木工学、機械工学、建築学に関する一般的な知識や、電気通信設備(有線電気通信設備、無線電気通信設備、放送機械設備、データ通信設備など)に関する一般的な知識などを挙げた。
 受験要件は1、2級とも既存種目と同じ。電気通信主任技術者には、受験に必要な実務経験年数を1級が免状交付後6年以上(指導監督的実務経験年数1年以上を含む)、2級が1年以上とするインセンティブを付与する。指定学科には電気通信工学、電気工学、土木工学、都市工学、機械工学、建築学に関する学科を明示した。
 初会合で国交省土地・建設産業局の平田研建設業課長は、「電気通信工事の適正化をさらに推進するため、技術検定制度を具体的に設けることになった。委員の知見・知恵を頂いてより良い制度にしたい」とあいさつした。4月以降の次回会合で取りまとめを行う。
 建設業法に基づく技術検定は、土木、建築、管工事、電気工事、建設機械、造園の6種目それぞれに1級と2級があり、学科試験と実地試験で構成する。1級施工管理技士の資格者は監理技術者、2級は主任技術者になれる。建設業許可の29業種のうち、▽機械器具設置▽電気通信▽さく井▽消防施設▽清掃施設-の5業種は技術検定が設定されていない。

国交省/電気通信工事の国家資格創設へ/技術検定で制度化、30年ぶりの新種目

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

制度・ビジネスチャンス アクセスランキング

  1. リニア新幹線南アルプストンネル導水路を建設、全体工程7年想定

    リニア新幹線南アルプストンネル導水路を建設、全体工程7年想定

  2. 新空港線線(蒲蒲線)、先行区間事業費は1260億円

    新空港線線(蒲蒲線)、先行区間事業費は1260億円

  3. 【外国人技能実習生:3】中国とベトナムの実習生最新事情

    【外国人技能実習生:3】中国とベトナムの実習生最新事情

  4. ヤマダ電機、5月末までに46店舗を閉鎖、新規出店計画も15店舗

  5. 納豆市場が急成長! 16年、過去最高の2140億円/「国産使用」後押し

  6. 市場介入でルピア安を防止へ! インドネシア財務相

  7. NHK大河「おんな城主 直虎」幻想的なおとぎ話のなかの生々しい経営ドラマ

  8. 野村不動産、東芝青梅事業所跡開発/売却額は100億円

  9. 【外国人技能実習生:1】受け入れを検討するタイミングはいま。

  10. 上場ゼネコン大手4社/17年4~6月期決算/3社が受注高3千億円台

アクセスランキングをもっと見る

page top