首都高速3号線/池尻~三軒茶屋間を大規模更新、地下構造物補強へ 画像 首都高速3号線/池尻~三軒茶屋間を大規模更新、地下構造物補強へ

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 ◇地下構造物の補強実施
 首都高速道路会社は首都高速3号線池尻~三軒茶屋区間(東京都世田谷区~目黒区、延長約1・5キロ)の大規模更新事業で、東京急行電鉄と地下構造物の補強工事の施工委託協定を今春をめどに締結する。既に事業区間の直下を走る東急田園都市線の地下トンネル部の補強工事の設計業務を東急電鉄に委託しており、工事も同社主導で進める。首都高速会社は床版取り換えなどの道路工事に2020年の東京五輪後に着手、27年度の事業完了を目指す。
 3号線で行う大規模更新事業の対象区間は世田谷区太子堂2丁目~目黒区大橋2丁目。橋脚の基礎部と地下鉄の躯体上部が一体構造のため、一般的な橋脚に比べて横梁の張り出し部が長い。構造的に変形しやすく、コンクリート床版には亀甲状のひび割れが多数発生している。
 床版の更新に伴い、現在の構造基準に基づき路肩などの拡幅が必要となるため、4車線の幅員は現在の16・7~28・1メートルを両側に最大約0・75メートル広げ、更新後は18・2~29・6メートルとなる。
 既設のコンクリート床版は、より耐久性の高い床版に取り換える。地下鉄への影響を考慮しながら、具体的な床版の仕様などを検討している。
 五輪後に実施予定の上部工や池尻の入り口と出口の位置を入れ替える工事に先立ち、地下構造物の補強工事に着手する。委託予定先の東急電鉄が地下部の補強工事を進めている間に、首都高側は東京五輪後の道路工事着手に向け、構造や施工方法に関する調査や設計作業を進める。更新事業の総事業費は648億円を見込む。
 池尻~三軒茶屋区間では大規模更新事業に合わせて、上り勾配や入り口合流によって渋滞が発生するボトルネック区間に付加車線(延長約300メートル)も増設し、交通の円滑化を図る。付加車線の増設事業も更新事業と同じ27年度の完成を予定している。

首都高速会社/3号池尻~三軒茶屋間大規模更新/東急電鉄と施工委託協定へ

《日刊建設工業新聞》

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