遊休物件のコテージが、シーズン稼働率9割を実現した理由 画像 遊休物件のコテージが、シーズン稼働率9割を実現した理由

インバウンド・地域活性

【記事のポイント】
▼まずは遊休物件をAirbnbに登録して手ごたえをつかむ
▼立地条件と交通の便が重要
▼質を維持するために日々の手入れが肝心


■遊ぶための拠点で民泊をやってみた

 Airbnbを利用して始めた宿が海外で評判となり、シーズン中の稼働率が9割を達成し続けている。この瀬戸内海の小島にある1棟貸しのコテージを運営するのは山田浩司氏。同氏によると、当初はコテージの運営を事業化する考えはなかったという。もともとマリンスポーツが趣味で、コテージは仲間と集まる場所として用意したもの。そのため、当初はコンテナハウスで十分とも考えていたようだ。

 こうしてマリンスポーツ仲間が集い、遊ぶための拠点が完成した。しかし、そこで生活しているわけではなく、年間を通じて遊ばせている日数がかなりある。なにか有効な活用方法はないかと考えていたとき、試しに登録したのがAirbnbだった。旅客宿泊業の許可は山田氏個人が取得。これがレンタルコテージ「Y51 by the sea」の始まりである。

■日本語登録のAirbnbにも海外からの反応が

 当初、Airbnbには日本語と英語の両方を登録したが、そのせいもあってすぐに国外からの反応があったという。まずはオーストラリアのバックパッカーから利用の申し込みがあり、その後も海外からの問い合わせや予約が相次いだ。

 ちなみに、Airbnbを始めるにあたって、そのアイデアを出したのは山田氏の同級生だという。その人物はデザインを仕事としており、コテージのロゴやFacebookページのデザインなども、彼が手がけている。

 一方で、英語による来客への対応やAirbnbの編集は、もう一人のパートナーが担当することになった。以前は広島市内のゲストハウスで働いた経験を持ち、現在、Y51 by the seaはこの3名で運営されている。

 利用客はオーストラリア、アメリカ、イギリスの順で多いそうだ。Airbnbを始めた当初は20代のバックパッカーやカップルが多かったが、現在は料金を少し上げたことで、30~40代の夫婦や家族連れが増えた。また、楽天トラベルに登録したことで、日本人の利用者も徐々に集まっているという。

《中尾真二/HANJO HANJO編集部》

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