【社歌コン 応募社の横顔:19】展示会場の集客力に!-東京のブース施工 画像 【社歌コン 応募社の横顔:19】展示会場の集客力に!-東京のブース施工

人材

 HANJO HANJOでは企業のコミュニケーションを盛り上げるものとして、社歌に注目してきました。その一環として実施したのが、企業の想いが詰まった社歌が主役の動画を募集する「中小企業 社歌コンテスト」です。ご応募いただいた社歌の背景には、従業員と関係者との交流など、さまざまなエピソードがありました。

*応募&投票期間は終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

■展示会ブースの集客に社歌という選択肢を

 東京を拠点に事業を展開する株式会社スリービーが得意としているのは、展示ブースのデザインや施工です。これまで幕張メッセやパシフィコ横浜などで開催される展示会で、多くの企業や団体のブースを手掛けてきました。

 仕事柄さまざまな展示会を見てきた代表取締役の三橋和也さんは、やがてあることに気が付きます。「展示会場が静かすぎる、ここに音楽をかけたらどうだろう?」と。このとき、頭の中にはテレビCMのイメージがあったといいます。展示会では集客と、会社の名前を覚えてもらうことが重要です。そこに音楽が役に立つのではないかと、三橋さんは考えました。

 スリービーでは2012年頃から、ブースの施工受注の際にBGMの提案をスタートします。その取り組みが社歌制作の受注へとつながるまでには、それほど多くの時間は必要ありませんでした。そこには、日本の会社を明るく元気にしたいという、三橋さんの想いがあったといいます。

「やっぱり景気が悪いと会社に元気がなくなりますし、最近では従業員の一人一人がバラバラというイメージもあるじゃないですか。それを音楽で一つにまとめて、みんなが楽しく仕事をして、生産性を向上できる環境が作れればいいですね」

■従業員が社歌を身近に感じられる、スリービーの仕掛けとは?

 スリービーが社歌制作を業務にするにあたって、その第一号となったのが自社の社歌です。このとき、三橋さんは一般に歌われている社歌を調べました。その多くは大手企業のものでしたが、どれも昔に作られたもので、軍歌のようなイメージが今の世代には合っていないと感じられたといいます。

 この時代に社歌を作るなら未来を見据えて、若い人にも受け入れてもらえる歌でありたい。それに加えて三橋さんが重視したのは、会社のプロモーションに使える歌であるということでした。歌詞には住所と電話番号も含まれ、サビの部分だけ抜き出せばCMソングとしても使える構成となっています。

 こうして2013年に完成した社歌は、テクノ調とラップで業務内容を歌うという、当時としては極めて珍しいものになりました。これをスリービーでは自ら出展した展示会のブースでBGMに流します。その反響は大きく、アンケートでは82%の人が「音が気になってブースに入ってきた」と回答したそうです。

 現在、同社の社歌はコーポレートサイトに掲載されているほか、電話の保留音としても利用されています。商談でも合間に「実はうちって最近社歌を作ったんです」と話すことで、場を和ます役割を果たしているようです。

 このような社歌から生まれるコミュニケーションは、スリービーの社内でも生まれていきました。カラオケ「JOYSOUND」に登録されているため、忘年会などで社員が肩を組んで、一緒に歌ったこともあります。そこには社員に思い入れを持たせるための、ある仕掛けがありました。

「これは社歌の制作を受注したときにも行うのですが、従業員から歌詞に使えるようなキーワードを募集するんです。音楽は好みがあるので、誰かがリーダーシップを取らないと話が進みませんが、その中でも従業員の方には歌作りに参加してもらいたいですね」

 プロモーションとコミュニケーションという社歌が持つ可能性を、スリービーでは最大限に活用しています。どんな社歌を作るべきか、社歌で会社をどう変えられるのか、同社の取り組みはその参考になりそうです。

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