~社歌コン 応募社の横顔:16~一社員の願いが歌に-岡山のスポーツクラブ 画像 ~社歌コン 応募社の横顔:16~一社員の願いが歌に-岡山のスポーツクラブ

人材

 HANJO HANJOでは企業のコミュニケーションを盛り上げるものとして、社歌に注目してきました。その一環として実施したのが、企業の想いが詰まった社歌が主役の動画を募集する「中小企業 社歌コンテスト」です。ご応募いただいた社歌の背景には、従業員と関係者との交流など、さまざまなエピソードがありました。

*応募&投票期間は終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

■音楽を通じた会員との交流、そこから生まれた社歌

 岡山県内に5か所のスポーツクラブ「OSKスポーツクラブ」を展開する株式会社岡山スポーツ会館の社歌は、ある一人の社員の取り組みから生まれました。作詞作曲から歌、演奏までのすべてを手掛けるのは、「OSKスポーツクラブ総社」でフィットネスチーフを務める加藤政美さん。テレビで流れていたCMソングを聞いたとき、「何でうちの会社にはテーマソングがないのだろう?」と思ったことが、その始まりでした。

 元々、趣味でギターを弾いている加藤さんは、やがて社歌の制作に取り組み始めます。 岡山スポーツ会館の歌を作るとしたら、どんな歌詞やメロディがいいだろう? その時に加藤さんの頭の中に浮かんできたのが、会員が両手を後ろに組みながら、ひとつになって歌っている姿でした。

「当時、私はクラブのロビーでギターの弾き語りをしていたのですが、ほかにも会員の方と旅行に行ったり、ギネスに挑戦してみたりと、うちの会社はイベントが多いんです。そういう時に、みんなで歌える曲があったらいいなと思いました」

■社歌はあって当たり前の身近な存在、スタッフの距離を縮める

 完成した社歌は、毎年年末に行われる会社の方針発表会で披露されました。それを聞いていた代表取締役の江尻博子さんによる「いいね、これ社歌にしよう!」という声もあって、「OSKのテーマソング」は晴れて同社の社歌となります。以降は方針発表会で加藤さんの歌が恒例となり、スタッフの皆さんも手拍子を入れて盛り上がるなど、その存在を楽しく受け入れているとのことです。

 40周年の節目の年には、子供の会員を集めてレコーディングも行いました。そこには、大人のように変に音程などを意識せず、音痴なことも気にせずに歌うピュアな姿を残しておきたいという、加藤さんの想いがありました。

「その時に収録した音源を公式の社歌にしたいと経営陣に話したのですが、さすがに下手すぎるだろうという話になりまして(笑)。それで、私の歌をベースに子供の声を付ける、今の形に落ち着きました。着信音にしたり、暇な時に歌詞を覚えてくれたりと、会員やスタッフの皆さんにとって、身近な存在になりつつあるようです」

 2016年には1年限りの部活動を企画するという社内イベントがありましたが、ここで加藤さんは軽音部を立ち上げました。スポーツマンの社員が多い中で、音大出身の社員やアルバイトのスタッフが参加するなど、日頃接点のないスタッフの間にも音楽を通じて交流が生まれたといいます。その方は軽音部の活動が終わった今でも、加藤さんと一緒に「OSKのテーマソング」を演奏しているようです。

 こうして、社歌を作る時に加藤さんが思い描いた、歌を通じたスタッフや従業員による交流は実現しました。一人の従業員が歌を通じてメッセージを伝えることは、時に会社全体の雰囲気を変えることもあるようです。

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《HANJO HANJO編集部》

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