関西空港で新ターミナルが竣工。国内初の「ウォークスルー型」の大型免税店も 画像 関西空港で新ターミナルが竣工。国内初の「ウォークスルー型」の大型免税店も

制度・ビジネスチャンス

 関西国際空港にLCC(格安航空会社)国際線専用の新施設「第2ターミナルビル(国際線)」が28日に開業するのを前に、同空港を運営する関西エアポートは18日、2期島の新ターミナルで竣工式と安全祈願式を開いた。LCCの乗り入れ増加に伴い、12年10月にオープンした第2ターミナルを拡張する形で国際線専用のターミナルビルを増設した。ピーチ・アビエーションと春秋航空が利用する。設計・施工は熊谷組が担当した。
 既存ビル北側にターミナル棟とチェックイン棟、コンコース棟を新築し、既存部分を国内線、拡張部分を国際線として運用。新ターミナルビルの延べ床面積は約3万6000平方メートルで既存ビルを合わせると約6万6000平方メートルに拡大。搭乗ゲートは10ゲートから21に増える。第2ターミナル全体の年間旅客数は国内線550万人、国際線285万人を見込む。春秋航空は3月から利用を始める。
 商業エリアには店舗同士の仕切りをなくした「ウォークスルー型」の大型免税店を日本の空港で初めて設置。保安検査場には最新機器を導入したスマートセキュリティーを採用し、待ち時間を大幅に短縮する。これら施設などの導入に当たっては、関西エアポートに出資するヴァンシ・エアポートのノウハウと経験を活用したという。
 午前10時に始まった式には、関西エアポートの山谷佳之社長やエマヌエル・ムノント副社長ら関係者約40人が出席。神職による祝詞奏上や清はらいに続き、山谷社長らが神前に玉串をおさめ、工事の無事完成を祝うとともに、新ターミナルビルの安全な運用を祈願した。
 山谷社長は「より多くの人に利用してもらい、末永く商売を繁盛させたい。大切に使いたい」と話し、ムノント副社長は「第2ターミナルは旅客に選ばれる関西のゲートウエーになり、関西経済全体の活性化に貢献する」と述べた。熊谷組の樋口靖社長は「無事故無災害で竣工できた。多くの人に喜んで使ってもらいたい」と感謝の言葉を述べた。
 式の後、報道陣に国際線の内部やゲートなどを公開した。

関西エアポート/関西空港新ターミナル(大阪府泉佐野市)が竣工/設計・施工は熊谷組

《日刊建設工業新聞》

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