泉岳寺周辺地区再開発、「泉岳寺」も専門アドバイザーとして参加! 画像 泉岳寺周辺地区再開発、「泉岳寺」も専門アドバイザーとして参加!

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 東京都港区の都営地下鉄浅草線泉岳寺駅の至近地で、新たな再開発計画が始動した。昨年8月に設立された「泉岳寺周辺地区市街地再開発準備組合」が、「忠臣蔵」で有名な赤穂浪士の墓があることで知られる「泉岳寺」(東京都港区)の中門や参道を含む1ヘクタール超の範囲を対象に再開発の検討を進めている。準備組合には事業協力者として住友不動産が参画。18年の都市計画決定、20年の着工を目指している。
 再開発の検討範囲は、高輪2丁目の約1万1000平方メートルの敷地。東側が国道15号(第1京浜)に接しており、ビルや個人住宅、マンション4棟などが立っている。権利者は約250人(うちマンション所有者約200人)で、準備組合への加入率は80%に達している。
 範囲内には、江戸時代に建てられた泉岳寺の中門、本堂に至る参道と仲見世が含まれる。それらに配慮した開発計画の検討に向け、権利者ではない宗教法人泉岳寺も専門アドバイザーとして準備組合に参加しているという。
 泉岳寺の周辺一帯は、20年に開業するJR山手線・京浜東北線の「品川新駅(仮称)」に近いこともあり、開発機運が高まっている。生活環境に変化の兆しが見えることから、最近になって地域住民を主体とした歴史的な景観を守るための街づくり活動も盛んになっている。
 こうした動きを受け、港区は15年12月に改定した景観計画で、寺社をはじめとした歴史的建造物の隣接地での開発について景観協議を義務付ける項目を盛り込んだ。泉岳寺に隣接する再開発の検討範囲も、多くが景観協議の対象となっている。
 準備組合では、第1京浜沿いに中高層の建物を集約させ、泉岳寺の中門や参道付近は3階建て以下の低層建物や広場とする開発構想を立案中で、景観配慮を徹底する考えだ。現在の泉岳寺は第1京浜から見て隠れた状態になっているため、第1京浜から泉岳寺に向かって歩行者通路や空地を広く取り、新たな参道を形成することも検討している。

泉岳寺周辺地区再開発(東京都港区)/歴史的景観に配慮し計画検討/準備組合

《日刊建設工業新聞》

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