~社歌コン 応募社の横顔:10~聞いた社長が驚いた社歌-東京の保険会社 画像 ~社歌コン 応募社の横顔:10~聞いた社長が驚いた社歌-東京の保険会社

人材

 HANJO HANJOでは企業のコミュニケーションを盛り上げるものとして、社歌に注目してきました。現在、開催中の「中小企業 社歌コンテスト」では、企業の想いが詰まった社歌が主役の動画を募集しています。応募企業では早くも社歌の制作を通じて、従業員や関係者との間に交流が生まれているようです。

■サプライズとして贈られた社歌

 結婚式などのお祝いに歌うというのはよく聞く話ですが、世の中にはそんなサプライズを成功させた社歌もあるようです。

 障害者保険を手掛けるぜんち共済株式会社は、2016年に創業10周年を迎えました。11月には記念パーティーが行われ、会場には代理店や障害者団体など多くの人が集まります。シンガーソングライターのうすいまさとさんもその一人です。障害のある子どもを持つことから、代表取締役社長の榎本重秋さんとは以前から親交があり、この日はステージでライブを披露していました。そのうちの1曲として歌われたのが、「ぜんち共済の唄 ~ともに助け ともに生きる~」です。

 実はこの日、この歌が披露されることを、榎本さんは全く知らなかったといいます。サビの最後に「ともに助け ともに生きる」のフレーズが何度もリフレインされ、榎本さんも社員とともに壇上に上がります。社歌動画の中で、その誰もが笑顔を浮かべていました。

■サプライズの次に与えられた役割とは?

 「あの日の母親の涙が今でも心揺さぶる。何度も『ありがとう』と握る手のぬくもりが今も…」。歌の冒頭に流れるこの歌詞は、かつて榎本さんがぜんち共済を設立するきっかけになったエピソードです。日本に初めての知的障害者保険が誕生したとき、代理店担当として業務に関わった榎本さんは、障害者の母親から「いつも苦しい時に助けていただき、本当にありがとうございます」と泣きながら感謝されたといいます。

 このぜんち共済の経営理念に大きな影響を与えた出来事。そして、「ともに助け、ともに生きる」という社是が、うすいまさとさんの歌には込められていました。会場には多くの保険利用者、障害者団体が集まっていましたが、誰もが一緒に歌い、「いい企画だったね」と従業員に話しかけたといいます。

 現在、ぜんち共済の唄は同社の社歌となっています。より多くの人に会社の理念を伝えることが、サプライズの次に与えられた役割です。

 保険というのは物理的な商品がないため、なかなかそのイメージを伝えることができません。障害者保険は利用者も限られるため、告知をする機会にも苦労しているようです。そんな同社にとって会社の想いを伝える社歌は、何よりのプレゼントになりました。

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