【LEXUS NEW TAKUMI PROJECT:2】小山薫堂氏の注目作品は? 画像 【LEXUS NEW TAKUMI PROJECT:2】小山薫堂氏の注目作品は?

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【記事のポイント】
▼使い方の提案があって、はじめてユーザーは商品の使い方を想像できる
▼文化的な背景だけでない、デザインや形の面白さがなければ世界に通用しない
▼若い作者の想いがストーリーとなり、同世代の共感を呼ぶ


 地域性を重視したモノづくりの文化に、新たな取り組みが芽吹きつつある。そんな挑戦を行う若者たちを“匠”と呼び、そのプロダクトを支援するのが「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」だ。2017年1月18日には商談会が開催され、52人の匠が作品を出展した。

 当日はスーパーバイザーの小山薫堂氏をはじめ、匠の作品にアドバイスを行ってきたサポートメンバーも集結。ステージでは彼らによる“注目の匠”が、その評価すべきポイントとともに紹介された。

■歴史あるモノづくりに、新たな“使い方”を提案する

 意と匠研究所代表取締役の下川一哉氏が、今回の展示作品の中でも注目したのが陶芸作家の金寛美氏。その作品は縄文土器で作った七輪という、会場に出展された作品の中でも、一風変わった取り組みとなっている。

 下川氏が今回この作品を取り上げた理由は、一度は途絶えたものを復活させようとした、作家のパワーにあるという。国内には既に途絶えてしまった工芸は数あるが、それを蘇らせるにあたっての可能性が、作品の中に感じられたとのことだ。

「金さんとお会いしたときに、実際に土器でバーベキューをしたのですが、それがすごく楽しかったんです。いろいろな工芸の幅、深さを強く感じたプロジェクトでした」

 一方、“ファッションと伝統工芸のコラボ”をライフワークとしている、ファッションジャーナリストの生駒芳子氏が選んだのは「Cha-Carry」。越前箪笥をベースに、車輪とハンドルを取り付けたキャリーバッグだ。

「本来は動かない箪笥を動かしたことに、もう山が動いたといった具合に仰天したんです。ただ、最初は重いなとか、用途がないと眠ってしまうと考えたので、それをアドバイスさせていただきました」

 作品を開発したのは箪笥職人の山口祐弘氏。そのアドバイスは同氏にとって「何で気づかなかったんだろう」と心に落ちてきたという。これをきっかけに“お茶の道具箱”という使い方を提案。さらに課題だった重さについても、木の厚みを強度ギリギリまで削ることで対応している。

「今回の発表に合わせて、商品を進化させてきたことに注目させていただきました。私も普段からキャリーバッグを使っていますが、これを見た時には持ち歩きたいなと思いましたね」

《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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