クラウドファンディングでの資金調達、広島県で廃校リノベーション 画像 クラウドファンディングでの資金調達、広島県で廃校リノベーション

インバウンド・地域活性

 ◇隈研吾氏がデザイン監修
 地方の中山間地域に残る廃校の再生に向けて、リノベーション資金を「クラウドファンディング」で調達するという新たな取り組みが始まった。広島県は19日、県内3カ所の廃校を建築家の隈研吾氏のデザイン監修でリノベーションするプロジェクトを立ち上げ、目標金額3000万円のクラウドファンディングを開始した。
 廃校リノベーションは、県が17年に開く「ひろしま さとやま未来博2017」のシンボル的な事業と位置付ける。事業に賛同する全国の人々から同3月までインターネットを通じて資金を集め、同春の着工、同夏の完成を目指す。一般市民も工事に参加してもらう予定だ。
 たたき台のデザインは隈氏と東大隈研究室の学生が手掛けた。里山に囲まれた旧小鳥原小学校(庄原市)のコンセプトは「木と竹の学校」。木造校舎の特徴を生かしたオープンデッキのレストランなどを作る。旧和木小学校(三原市)ではシェアオフィスなどを計画。デニム産業が盛んな土地柄を踏まえ、デニム生地の張り出し屋根を採用する。瀬戸内海が間近に見える旧沖保育園(江田島市)では、中庭を生かして土間カフェや交流スペースを配置。外壁の一部には広島特産のカキの殻を使う。
 同日の記者会見で、隈氏は「地域の素材を使って、地域の景観と合ったものに仕上げることを意識した。世界に発信できるプロジェクトになると思う」と話した。湯崎英彦広島県知事も「クラウドファンディングを通じ、全国の人たちも主体的に関わってもらう。そういう人の輪を広げていくことも狙いの一つだ」と期待を示した。

広島県/クラウドファンディングでの資金調達開始/廃校3カ所リノベーション

《日刊建設工業新聞》

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