三田三・四丁目地区の再開発、景観向上やヒートアイランド現象の緩和も 画像 三田三・四丁目地区の再開発、景観向上やヒートアイランド現象の緩和も

インバウンド・地域活性

 東京都港区のJR田町駅西側の国道15号(第1京浜)、都道301号(三田通り)沿いの土地約4ヘクタールの再開発を計画している「三田三・四丁目地区市街地再開発準備組合」は、工事着手に必要な環境アセスメント(影響評価)を行い、評価書案を都に提出した。最高高さ200メートル級の超高層複合ビルをはじめ計4棟(総延べ床面積22万3700平方メートル)を新築する計画。評価書案作成のための調査は日建設計に委託している。
 計画地内には老朽化が著しい築30年以上の建築物が多い。準備組合は既存建物の共同化・高度化と併せ、公園、広場、緑地などを一体で整備する計画だ。
 再開発ビルは複合棟2棟と住宅棟2棟を建設する。
 規模は、敷地中央の「複合棟-1」がS造地下3階地上42階塔屋1階建て延べ19万6000平方メートル(最高高さ211メートル)、北側の「複合棟-2」がRC造地下1階地上5階塔屋1階建て延べ7000平方メートル(同30・5メートル)。
 複合棟はいずれも事務所、文化・交流施設、商業・生活支援施設、駐車場などとして利用する。超高層の複合棟-1には免震層を設け、地震に強い構造にする。両棟に駐車可能な車両は436台を見込んでいる。
 住宅棟2棟は敷地西側に建設する。規模は「住宅棟-1」がRC造地下1階地上9階塔屋1階建て延べ2万0100平方メートル(同31・5メートル)、「住宅棟-2」がRC・S造地下2階地上4階建て延べ600平方メートル(同11・5メートル)をそれぞれ想定。住宅棟-2には商業・生活支援施設も導入する。
 計画地は、港区の街づくりガイドラインで「緑の軸・斜面地再生ゾーン」にも位置付けられている。再開発では景観の向上やヒートアイランド現象の緩和を図るため、南側に隣接する三田ツインビル西館とも一体となった大規模な緑地を整える。オープンスペースの緑化も推進する。
 国道15号などをまたぐバリアフリー対応の歩行者デッキも新設し、地域の回遊性を高める。
 一連の計画概要は「三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書案で明らかになった。都庁での縦覧は17年1月25日まで。
 17年度には国家戦略特区の対象事業として都市計画決定される方向だ。準備組合には住友不動産と大林組が事業協力者として参画している。同年度の本組合設立、18年度の権利変換計画認可と着工、23年度の竣工を目指している。

三田三・四丁目地区再開発(東京都港区)/都にアセス評価書案提出/準備組合

《日刊建設工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

インバウンド・地域活性 アクセスランキング

  1. 富裕層インバウンドの法則その3

    富裕層インバウンドの法則その3

  2. 「完全個室」超豪華高速バス競争が勃発。各社の戦略は?

    「完全個室」超豪華高速バス競争が勃発。各社の戦略は?

  3. 富裕層インバウンドの法則その4

    富裕層インバウンドの法則その4

  4. 熊本桜町地区の大規模再開発、大型MICEのほかシネコンも

  5. 本日の新聞から:ロータリーエンジン、モーターショーで復活!

  6. 狙え、インバウンド需要…ホテル業界の事業戦略を追う

  7. 五輪後の建設市場は「減少」か「横ばい」…アナリストに聞く

  8. 渋谷区の"世界一汚いトイレ"、なぜ日本トイレ大賞をとれた?

  9. 日本刀の製法で新素材も打ち抜く鍛造抜き型

  10. レンタルバイク、外国人富裕層を捉えて急成長!

アクセスランキングをもっと見る

page top