建物のスマートエネルギーシステム開発、AIを活用して最適エネ利用計画を作成 画像 建物のスマートエネルギーシステム開発、AIを活用して最適エネ利用計画を作成

IT業務効率

 安藤ハザマは22日、人工知能(AI)を活用したエネルギー・マネジメント・システム(EMS)を含むスマートエネルギーシステムを開発したと発表した。機械学習と数理手法を用いた電力需要予測を基に、創エネルギーと蓄エネルギーを効率的・効果的に運用し、最適なエネルギー利用を実現する。今年3月から茨城県つくば市にある同社技術研究所に導入し、電力負荷のピークカット効果と非常用電源としての機能を確認した。
 開発したスマートエネルギーシステム「AHSES(Adjusting to Human Smart Energy System)」は、電力需要予測や最適運転計画を作るプログラム、太陽光発電設備、リチウムイオン電池、電力変換装置、エネルギー運用状況を確認する「見える化画面」で構成する。
 開発に当たっては、全体統合制御システムの開発でMirror Life(東京都千代田区、占部祐二社長)、電力需要予測プログラムの開発でサイテック・ジャパン(東京都文京区、伊倉義郎社長)、電力変換装置の開発でアバール長崎(長崎県諫早市、川浪義光社長)、見える化画面の開発でファーストリリー(東京都新宿区、池田正樹社長)の協力を得た。
 AHSESは、建物の利用や気象情報を基に、機械学習と数理手法を用いて電力需要予測と最適運転計画を作成し、最適なタイミングで発電と蓄電を選択。太陽光発電設備とリチウムイオン電池は直流で接続することで、スムーズな充放電制御を実現する。
 電力の運用状況は見える化画面で確認可能で、分単位でリアルタイム制御するため、今後、各電力会社が導入を予定しているダイナミックプライシングにも対応できる。
 今後は、コージェネレーションシステムを活用したシステムを構築し、電力と熱の最適供給を目指すとともに、建物間でエネルギーを融通するスマートグリッドの構築にも取り組む考えだ。

安藤ハザマ/建物のスマートエネルギーシステム開発/AI活用し最適エネ利用計画作成

《日刊建設工業新聞》

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