リンゴ、緑茶、牛肉の輸出額が過去最高に!世界的な和食ブームが背景に 画像 リンゴ、緑茶、牛肉の輸出額が過去最高に!世界的な和食ブームが背景に

海外進出

 2016年のリンゴと緑茶、牛肉の各輸出額が、過去最高を更新する勢いだ。財務省がまとめた貿易統計によると、今年1~9月までの輸出額は軒並み前年同期を上回った。円高の進行による急ブレーキも懸念されていたが、世界的な和食ブームや増加するインバウンド(訪日外国人)が好調な輸出を支える。
リンゴ、緑茶、牛肉
 リンゴの輸出額は今年9月までで65億9628万円と前年同期を11%上回った。数量は1万6476トンと7%増えた。青森県リンゴ輸出協会は「南半球産のリンゴに比べて、日本産は甘味や香りが強く、特に台湾での人気がさらに強まっている」と話す。

 輸出全体の7割を占める台湾向けの輸出額は45億3432万円と同8%上回った。数量は同2%増の1万1470トン。「需要が伸びている王林など、黄色系が堅調に推移している」と話す。

 緑茶は同19%上回る84億881万円。7%多い3040トンだった。世界的な茶ブームで専門店が増えていることや、健康を気にする人が消費を支えている。日本茶輸出協会は「訪日外国人がツアーなどで茶を購入して自国に持って帰り、配ることでも人気が広がっている」と話す。

 牛肉輸出額は15%増の83億円。数量は1191トンと11%上回った。香港向けが大きくけん引しており、前年同期を24%上回る25億円。販売の大半は外食店が担っており、現地富裕層からの需要も定着してきた。数量は16%増の417トンだった。

 米国向けは34%増の15億円。中央畜産会は「輸出を始めた当初は西海岸が主軸だったが、東海岸にも需要が波及した」と分析する。有望な市場とされる欧州連合(EU)向けは8億円と15%増えた。

 今後の輸出について同会は「今はロース中心だが、相手国で和牛の軟らかさや脂身の少ない部位も受け入れられてきたため、モモやバラなどの部位も伸びるだろう」とみている。

 10月以降も好調な輸出が続いていることから、各品目とも100億円を超えるのは確実視されている。日本茶輸出協会は「前年の過去最高を更新する」と見込む。

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輸出額 過去最高に 各品目100億超は確実 1~9月貿易統計

《日本農業新聞》

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