【プロ人材と地方企業:1】キーパーソン採用で攻めに転じる! 画像 【プロ人材と地方企業:1】キーパーソン採用で攻めに転じる!

人材

【記事のポイント】
▼『採用が上手い企業』は、経営者がしっかりと採用にコミットメントしている
▼プロ人材が求めるのは“地方企業で働くからこそ得られる経験”


■プロ人材採用で「攻めの経営」に

 人材の都市部集中が語られて久しいなか、日本各地の中堅・中小企業において、事業のキーパーソンとなりうる経験豊富な人材が求められている。15年10月に内閣府では各道府県に「プロフェッショナル人材戦略拠点」を設置し、「プロフェッショナル人材事業」を開始。16年8月までの相談件数は約7000件で、そのうち284件が成約し、地方で一定の成果を出しつつある。

 地方企業が攻めの経営に転じるために必要な人材を、各地の「プロフェッショナル人材戦略拠点」が人材ビジネス事業者を通じてマッチングする同事業。この人材ビジネス事業者として同事業に協力し、地方企業と人材のマッチングを行っているビズリーチ取締役の多田洋祐氏によると、地方においてはマネジメントやグローバル業務で即戦力になる人材に大きなニーズがあるという。

「また、IT系の人材も求められています。地方地場の製造業などの企業は、オンライン業務に対応できていないといった側面が多々あり、人材が充実している東京で人を探す傾向があります」

 一方で同社のサービス全体においては、コンサルティングファームや金融、ITコンサルといった専門性を持つ人材のニーズが高まっているという。ただし、ビズリーチ全体では製造業の求人が約24%を占めるが、地方の人材でもその割合は変わらない。これらの話から、地方と都市部ではプロ人材を求めている業種の比率は変わらない反面、地域による人材の偏りが顕著に見て取れる。

■「採用が上手い企業」の条件

 地域や業種を問わず人手不足が叫ばれているが、プロ人材の採用においても事情は同じなのだろうか? 多田氏は「むしろプロ人材では激化している」と指摘する。

「高年収であればあるほど人の数は少なく、大量のスカウトが飛んでいます。だからこそ企業は採用の仕方を工夫する必要があり、『人材の獲得と育成』に本気で取り組むことが重要になる。実際に地方でも『採用が上手い企業』は、“経営者がしっかりと採用にコミットメントしている企業”です」

《本折浩之/HANJO HANJO編集部》

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