ものづくり研修センター、東京木工場内に来春開校! 画像 ものづくり研修センター、東京木工場内に来春開校!

人材

 清水建設が、施工系技術職員を主な対象にした体験型研修施設を東京都江東区にある東京木工場内に17年4月開校する。「ものづくり研修センター」の名称で、研修用材料として建物の実物大模型(モックアップ)を構造別に用意。現場さながらの環境で、躯体工事の基礎知識や品質検査のノウハウを学べる。同社の原点である宮大工としてのルーツへの回帰を意識。品質向上に加え、社員のモチベーションアップにもつなげる。投資額は約11億円。
 ものづくり研修センターは、主に研修室と実習室、展示室、講義室で構成する。研修室には、「鉄筋・型枠」「鉄骨・外装」「PCa(プレキャスト)」の3ゾーンを設け、施工中の構造躯体を再現したモックアップを設置しているのが特徴だ。研修生は、実物に触れながら、構造部材の名称を覚えたり各種検査を行ったりと、これまでOJTで学んできたことを研修施設でじっくりと身に付けることができる。
 鉄筋・型枠ゾーンでは、モックアップに配筋の間違いを意図的に混ぜておき、配筋検査を行って検査能力の向上を図る。鉄骨・外装ゾーンでは、溶接4面ボックス柱やコラム柱、SRC柱などのさまざまな鉄骨構法を再現するとともに、仮設足場や各種外装も実装することで、S造の工事の進め方を総合的に理解することができる。
 このほか、実習室では金づちやのこぎりを使った研修を想定。講義室は座学に利用する。展示室には、建築に関するものづくりのフローチャートや、同社の代表作を展示する。
 建築施工系をはじめ、土木系、設計系、設備系などすべての社員に対する研修のプラットホームに位置付けられる。新入社員であれば、入社時の基礎研修に加え、現場研修後のものづくりの原点を学ぶ研修に役立てる。入社3~4年目に各種検査を実践で学ぶ研修や、7年目前後に施工計画を立てる研修を行う際などにも利用する。
 社内利用にとどまらず、外部に対しても施設を提供。協力会社の若手社員の基礎研修や、学生のインターンシップ(就業体験)、入社内定者の利用も想定している。
 既に、建築施工系の年次別集合研修の一環として暫定的に利用を開始している。暫定利用の期間中に改善点などを洗い出し、17年4月には本格的に利用を始める。
 所在地は、江東区木場2の15の3の東京木工場内。建物は、S造地上2階建て延べ約940平方メートルの規模。外装にルーバーを設けて自然光や自然通風を十分確保することで、屋内でありながら現場に近い環境で研修に取り組むことができる。

清水建設/東京木工場(東京都江東区)に体験型研修施設建設/17年4月開校

《日刊建設工業新聞》

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