兵庫県・明石港東外港地区で再開発計画。明石らしさとは何か? 画像 兵庫県・明石港東外港地区で再開発計画。明石らしさとは何か?

インバウンド・地域活性

 兵庫県は4日、明石市の中心市街地南側に位置する明石港東外港地区の再開発計画を検討する委員会の初会合を明石商工会議所(明石市明石町)で開いた=写真。砂利揚げ場がある公共ふ頭用地と展望広場を合わせた約4・3ヘクタールが対象。明石駅前再開発など中心市街地の活性化に向けた取り組みが進む中で、同地区に求められる機能や土地利用計画を検討する。会長には明石工業高等専門学校の大橋健一名誉教授(土木計画学)が選出された。
 検討委員会は学識経験者、地元代表、漁業関係者、商工会議所、観光振興、国、県と同市の14人で構成。大橋会長は「明石港周辺は中心市街地活性化のために非常に重要な場所だ。長年再開発の議論が繰り返されてきたが、委員会であるべき姿を明確にしたい」とあいさつした。
 東外港地区は、県が管理する公共ふ頭(約3・3ヘクタール)には水深5・5メートルの岸壁(延長180メートル)と同3・5メートル(同80メートル)の物揚げ場があり、昭和40年代から砂利運搬船が建設骨材の荷揚げを行っている。展望広場(約1ヘクタール)は駐車場を含めて整備が完了している。
 本港と中外港、西外港地区を含めた明石港について市は都市計画マスタープラン(11年6月策定)に「海上交通及び漁業基地としての機能強化」「淡路島などからの玄関口にふさわしい機能を備えた港湾づくり」「中心市街地活性化の南の拠点として整備」などと明記し、今年4月に策定した第2期中心市街地活性化基本計画には親水施設や駐輪場の整備、大型観光バスの誘致などを盛り込んでおり、活性化に向けた事業が着実に進んでいる。
 公共ふ頭用地は、過去にも地元から再開発の要請があり、東播磨港二見地区(同市二見町南二見)に移転する構想もあった。財政難や移転予定先の住民の反対などの理由で、2004年に「長期的に取り組むべき課題」として凍結された。
 再開発を検討する上で必要な視点として、委員からは「人の流れと明石の特徴である魚を重視すべき」「周辺に明石海峡や明石大橋があり、自然海岸や歴史的建築物も残されている。いろいろな施設とのネットワークを考えないといけない」「何よりも明石らしさが大切だ。誰をターゲットにして、どんな戦略を立てるかが重要だ」などの意見が出た。
 今後、県民からもアイデアを募り、広域レベルと明石港周辺の地域レベルの視点から機能や土地利用の規模、ゾーニングを検討し、17年度上半期をめどに再開発計画を取りまとめる。

兵庫県/明石港東外港地区再開発計画(明石市)/検討委が初会合、土地利用検討

《日刊建設工業新聞》

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