阪神高速のトンネル工事で矩形シールド機による掘削開始、地上部への影響を最小限に 画像 阪神高速のトンネル工事で矩形シールド機による掘削開始、地上部への影響を最小限に

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 鹿島は28日、堺市で施工中の阪神高速道路大和川線「常磐工区開削トンネル工事」で、本線の開削トンネルに接続する出口ランプ部を非開削で構築するため、矩形シールドマシン「アポロカッター」による掘削を始めたと発表した。最大掘削幅38メートル、最大掘削深さ38メートルの本線開削トンネル(延長350メートル)と出入りランプ部(同376メートル)を構築する。マシンはカッター位置の高度な制御により、精度の高い掘削断面を確保できる。掘削断面を最小限にし、安定した掘削を目指す。
 環状道路として整備が進められている大和川線は、全長約9・7キロの自動車専用道路。今回の工事は阪神高速道路会社が発注した「常磐工区開削トンネル工事」(堺市北区常磐町1~2)で、施工は鹿島・飛島建設JVが担当。工期は08年6月17日~17年11月30日。
 当初は、出口ランプ部は開削工法を予定していたが、生活道路の定常的な通行止めが必要となるなど、近隣住民への影響が大きくなるため、非開削工法に変更した。
 立坑部から低土かぶりで発進し、下り8%の急勾配で本線開削トンネル部の土留め壁に併走しながらの掘進となる。地上部の影響を最小限に抑えるため、実績のある沈下抑制充てん材「ボイドキーパー」を採用し、地盤変状の抑制と線形精度の確保を重点に掘進管理する。
 同社は、都市部の矩形断面トンネルを非開削で施工する4工法の総称を「VERSATILE BOX工法」とし、用途・施工条件に応じて適切な工法を提案している。
 矩形だけでなく、任意の断面形状で掘削可能なアポロカッター工法もその一つ。掘削機構はカッターヘッド、揺動フレーム、公転ドラムの3点で構成する。従来の大断面シールドに比べてカッター部分が小さく、高速で回転するため、地盤改良帯や改良土など硬質な地盤でも良好な切削性を発揮し、安定したシールド掘削が可能という。

鹿島/阪神高速トンネル工事で矩形シールド機掘削開始/地上部への影響最小限に

《日刊建設工業新聞》

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