いまどきの工事現場ーー測量は空撮ドローンで15分! 画像 いまどきの工事現場ーー測量は空撮ドローンで15分!

IT業務効率

日本キャタピラーが開催している「建設ICTセミナー&試乗会」は、同社が提供する最新ICT機器を駆使した工事、「i-Construction」に関する技術を建設業者の人に体験してもらうイベントだ。このイベントを取材する機会を得たのでレポートしたい。

なお、同社でのi-Constructionに関する技術、ソリューションを「CAT CONNECT」と呼んでいる。

まずは「測量」だ。工事現場や野外の作業現場では、多くの重機が活躍する。ただ単に地面を掘ったりしているようにみえるが、道路建設にしろ区画整理にしろ、実際には測量したデータをもとに設計図を引き、図面にあわせて工事を行う必要がある。

測量といえば、三脚についた望遠鏡のようなものと、縞模様の棒を使った作業を思い出すかもしれない。工事現場などで着工前によく見かける光景だ。これらの機器もレーザー測量など近代化が進むが、いまはさらにドローンを使った測量も始まっている。

i-Constructionでは、現場の3Dデータをもとにどのような形に整地するのか、どんな穴をどれだけ掘るのかなどを設計する。ショベルカーやブルドーザーはそれに合わせて山を削ったり地面を整地する。GPS情報を基準とした3Dデータがあれば、どのように重機を動かせば設計図どおりになるかが計算できる。つまり、建設ICTにおいて測量はGPS情報による地形データを測量し、それを3Dモデリングするところから始まる。

測量は、ローバーと呼ばれるGPS受信機を利用して現場の各ポイントの位置情報から3Dモデルを作成するか、ドローンによって現場の上空写真を撮影して、画像データから3Dデータを計算する方法がある。ドローンを使ったほうが、現場での作業は圧倒的に効率化できる。測量用のドローンを飛ばし必要な写真を撮影するだけだ。撮影だけなら5分、10分の単位で終わらせることができる。

撮影した画像を、画像解析ソフトなどで地形の3Dデータを生成するのはデータを会社に持ち帰ったあとでもよいし、必要なら現場から画像データを送って処理してもらうことも可能だ。

生成された地形データをもとに、現場の設計図をCADソフトで作成する。作成したデータをコンピュータ制御可能な重機(キャタピラーならCAT CONNECTに対応した重機)に読み込ませれば、あとは半自動で重機を動かすことができる。

いまどきの工事現場 その1…測量は空撮ドローンで15分

《中尾真二》

編集部おすすめの記事

特集

IT業務効率 アクセスランキング

  1. ~中小工場のIoT化最前線:2~LCCを実現、武州工業の戦略とは?

    ~中小工場のIoT化最前線:2~LCCを実現、武州工業の戦略とは?

  2. ~スマート林業:2~経済効果20億、ICTが森林をお金に換える!

    ~スマート林業:2~経済効果20億、ICTが森林をお金に換える!

  3. シャープの食材宅配サービス「ヘルシオデリ」/AIoTで有名シェフの料理も自動調理

    シャープの食材宅配サービス「ヘルシオデリ」/AIoTで有名シェフの料理も自動調理

  4. ~AIで変わる経営:1~分析による裏付け、サイト内の集客増に

  5. 日建連意見交換会/工事現場業務の効率化を推進

  6. 売上1億円のカベ、10億円のカベってなに?(続編)

  7. 外食産業の生産性向上~エヴァンジェリストからの提言(後編)

  8. 雨を逆手に集客、予報が「雨」なら商品を値引き!?

  9. フロントガラスに貼付可能な透明なRFIDタグ……日本エレクトロニクスサービス

  10. ヘルメット装着型の音声ガイドシステム、現場見学に一役!

アクセスランキングをもっと見る

page top