日本油脂王子工場跡地開発、大型商業施設と共同住宅の建設へ 画像 日本油脂王子工場跡地開発、大型商業施設と共同住宅の建設へ

インバウンド・地域活性

 東京都北区にある日本油脂(現日油)の王子工場跡地(2・9ヘクタール)開発が動きだす。敷地をA、B街区に分け、A街区には三井住友ファイナンス&リースとLIXILビバが延べ約1万平方メートル規模の商業施設、B街区には大和ハウス工業とコスモスイニシアが延べ約1・9万平方メートル規模の共同住宅を整備する。区が17年1月に地区計画を変更した後、土地を所有している都市再生機構がそれぞれの事業者に土地を譲渡する。両施設とも17年度末に着工し、商業施設は18年度後半、共同住宅は19年度末の竣工を目指す。
 計画地は北区豊島4の18ほか。南側は隅田川に面し、北側には都市機構の「豊島五丁目団地」がある。大型商業施設と共同住宅の建設で、周辺地区のにぎわいを創出する。
 A街区(敷地面積1万6900平方メートル)には、S造3階建て延べ9900平方メートル規模の商業施設を建設する。1階にはホームセンター(6280平方メートル)、2階にはスーパーマーケット(990平方メートル)、3階には地域交流と高齢者支援を目的としたコミュニティーセンター(260平方メートル)が入る。2階部分には周辺住民の災害時避難場所(5200平方メートル)を確保する。建物の高さは18メートル。敷地北側と建物屋上には駐車場を設ける。
 B街区(敷地面積5600平方メートル)には、約220戸のファミリー向け分譲マンションを建設する。建物規模はRC造15階建て延べ1万8680平方メートル。建物の高さは44メートルとなる。
 計画地南側には約1400平方メートル規模の公園を整備。整備後、公園は区に移管する。公共基盤整備として西側の区道(延長約200メートル)は幅員7メートルを13メートルに拡幅し、区道の両端には歩道を整備する。地区内にはA、B街区を区分する延長115メートルの歩行者通路、隅田川沿いには延長200メートルの歩行者通路を設ける。
 16年度末に道路の拡幅工事、18年度後半に公園整備に着手し、19年度末の全体完成を予定している。同跡地開発に合わせて都施行による隅田川のスーパー堤防整備も行われる。
 都市機構は、03年10月に日油から工場跡地を取得したが、ダイオキシン類の土壌汚染が確認され、跡地開発は一時中断していた。両社との間で裁判が行われ、14年4月には和解が成立したため、都市機構は跡地開発を行う事業者募集を行い、関係機関との協議を進めていた。

大和ハウスら4者/日本油脂王子工場跡地開発(東京都北区)/商業棟と住宅棟建設

《日刊建設工業新聞》

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