【動画PRの成功術:5】6万人のファンを集めた“町の時計店” 画像 【動画PRの成功術:5】6万人のファンを集めた“町の時計店”

IT業務効率

【記事のポイント】
▼最初から効果を求めず、新作動画を定期的にアップする
▼取り扱っている商品の“専門家”として、そこにある疑問を解決するような動画をつくるる
▼動画への導線は会社、スタッフなど全員のSNSを使って確保する


■最大6万アクセス! 町の時計店のハウツー動画「日曜日勉強会」

 自分のお店の知名度を高めたい。そのために動画を導入したいという店主は少なくないだろう。でもどうすればいいのか、そして効果はあるのだろうか……。そんな疑問から、なかなか導入に踏み切れない人も多い。

 高知県高知市にある正美堂時計店は、最新の腕時計販売ほか、懐中時計の販売修理などを行なっているいわゆる“町の時計店”。しかし、YouTubeに投稿している「日曜日勉強会」という時計に関するノウハウを教えてくれる動画が、約3日間で1000以上、多いものでは6万近い閲覧数を誇っている。これまでに投稿された動画は、全部で150本あまり。「機械式とクオーツではどっちが長持ちするか?」など、すべて時計に関するハウツーやノウハウを教えている。

 実際に動画を観てみると、出演者は店のスタッフのみ。ただ語りも流暢だし、音楽やスーパー(文字入れ)も入って完成度は高い。

「いえいえ、私も最初はカメラに向かってどう話していいかわからなかったし、何度も撮り直したりしてたいへんでした。何回もやっていくうちに、ある程度しゃべれるようになったのです」

 そう話す正美堂時計店 合田圭四郎専務は、「日曜日勉強会」でMCや解説役をしている出演者でもある。同動画の公開を開始して約5年。現在はファンも多く、閲覧数も多いが、「動画をやって手ごたえを感じたのは、開始して1年くらい経ってからでしょうか。それまではアクセス数も少なく、反応もあまりなくて、『効果あるのかな』と疑問でした」という。

 動画によるプロモーションは、効果はすぐに出るものではない。そして1本の動画で効果が出るものでもない。「日曜日勉強会」は、その名のとおりほぼ毎週日曜日に1本新作動画を追加している。こうした地道な活動の結果、多くのファンを獲得できるようになったのである。

■商品についての「素朴な疑問」を動画で解説

 では、コンテンツの中身はどう決めていったらいいのだろうか。動画をつくろうと思っても、どんなものをつくったらいいかというのは大きなハードルとなる。

「最初はスタッフ向けの技術講座でした。僕たちも含め、時計に関する疑問を皆で勉強していたものを撮影したのです。それを今度は公開してみようということになって、動画を定期的につくるようになりました」

《関口賢/HANJO HANJO編集部》

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