札幌市・産業共進会場跡地活用、17年2月にも事業者公募 画像 札幌市・産業共進会場跡地活用、17年2月にも事業者公募

インバウンド・地域活性

 北海道農政部は、札幌市にある道立産業共進会場(愛称ケーズデンキ月寒ドーム)跡地の一部売却へ向け、土地利用方針案をまとめた。複数の地下鉄駅に近接している立地条件を生かし、公益性が高く、機能が複合化した施設を誘致したい考え。対象地の面積は4・4ヘクタール。売却時期は未定だが、17年2月にも売却に向けた事業者の公募手続きを開始する見通しだ。
 産業共進会場の所在地は札幌市豊平区月寒東3の11の21の5ほか。市営地下鉄東豊線月寒中央駅、福住駅、東西線南郷13丁目駅からそれぞれ1キロ圏内にあり、敷地面積は12万2700平方メートル。
 用途地域は第1種低層住居専用地域に指定されており、建ぺい率40%、容積率80%が上限。
 同跡地は、既存施設が残存しているA部分(7万8527平方メートル)と、現在は広場となっているB部分(4万4173平方メートル)に大きく分かれ、このうちB部分を民間に売却する。
 土地利用方針案によると、複数の地下鉄駅に近接している利便性の高さを踏まえ、公益性が高い施設を誘致する。敷地は分割せず、4・4ヘクタールの一体活用を求める方針。住宅の建設は認めない。売却に当たっては、土地利用方針案に沿った土地利用規制を札幌市に求める。
 売却先の選定方法は公募型プロポーザルか一般競争入札を想定している。
 同跡地を含む月寒中央駅と福住駅周辺地区は、札幌市が3月に策定した「第2次札幌都市計画マスタープラン」で商業・業務・医療などの多様な都市機能の集積を図るエリアに位置付けられている。
 跡地のA部分は札幌市が取得する予定。取得時期は既存施設解体後の18年8月以降となる見通しだ。
 A部分は同市が2026年の招致を目指している冬季オリンピック・パラリンピック大会でメーンメディアセンターの建設用地となる予定。
 市が5月にまとめた冬季五輪競技大会開催概要計画書案によると、メディアセンターは放送センターやプレスセンター、宿泊施設などの機能が入る延べ約6万9000平方メートルの施設を想定。大会終了後は一部を商業施設として利用する方針だ。
 産業共進会場は1972年に竣工した。建物の延べ床面積は8202平方メートル。展示会や見本市などの会場として利用されていたが、老朽化により今年3月に閉鎖した。
 既存施設は17年8月~18年8月に解体する計画だ。

北海道農政部/産業共進会場跡地(札幌市)活用/17年2月にも事業者公募

《日刊建設工業新聞》

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