【HJ HJ EYE:5】シェアリングエコノミーはビジネスをどう変えるのか? 画像 【HJ HJ EYE:5】シェアリングエコノミーはビジネスをどう変えるのか?

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 HANJO HANJO編集部が中小企業のビジネスに関わるキーパーソンに、中小企業の現在を問う「HJ HJ EYE」。第5回は、次代の経済として注目されている「シェアリングエコノミー」について、株式会社スペースマーケット代表取締役の重松大輔さんに話を聞く。中小企業にとってのシェアリングエコノミーの可能性とは? 「Airbnb(エアビーアンドビー)」の次に来るビジネスとは?

■スマートフォンの普及で成長した「シェアリングエコノミー」

――14年4月にオープンした「スペースマーケット」は、企業や個人が所有する遊休スペースを活用すべく、場所を貸したい人と借りたい人のマッチングサービスとして大きく成長しています。個人所有の物件を宿泊施設として貸し出す「Airbnb(エアビーアンドビー)」、空いているハイヤーを配車する「Uber(ウーバー)」などと並び、こうしたサービスは「シェアリングエコノミー」と呼ばれていますが、まずシェアリングエコノミーの定義について詳細を教えてください。

重松 シェアリングエコノミーは、場所、乗り物、モノ、人、お金などさまざまな領域において、空いているリソースをインターネット上のプラットフォームを介して、個人間で貸借や売買、交換し、シェアしていく新しい経済の動きのことをいいます。たとえば、「場所」であれば、弊社が運営する「スペースマーケット」のように、使っていない会議室を時間あたりで貸し出すサービスや、他にも駐車場や農地を貸し出すサービスがありますし、「乗り物」はカーシェア、ライドシェア、「モノ」はフリマやレンタルサービス、「人」は家事代行、「お金」はクラウドファンディングなどがあります。15年度の国内シェアリングエコノミー市場規模は、前年度比22.4%増の285億円(サービス提供事業者売上高ベース、矢野経済研究所調べ)にのぼり、今最も勢いのある分野のひとつとして注目されています。

――シェアする対象は有形、無形を問わないわけですね。貸し借りの過程においては「インターネットを介する」という点もポイントのようですが。

重松 おっしゃる通りです。これまでは、個人が何を所有しているのか、いちいち電話などで問い合わせなければわかりませんでした。インターネットのプラットフォームがあるからこそ、遊休リソースの可視化が行われ、貸したい人と借りたい人がダイレクトにつながることができます。そこで必要となってくるコミュニケーション機能、レーティング(評価)、個人認証、決済、保険などプラットフォームをご用意するのが、我々のような企業です。

――シェアリングエコノミーに必要なプラットフォームを提供するビジネスは、いつごろ始まったのでしょうか。

重松 08年に「Airbnb」、09年に「Uber」が、ともにアメリカ・サンフランシスコで創業しました。顕在化してきたのはその頃です。この2社が登場した背景には、まずスマートフォンの普及があります。iPhoneが登場したのが07年、世界各地で発売されたのは08年。それまでインターネットの利用にはパソコンを使っていましたが、パソコンはいちいち立ち上げなければならず、インターネットに触れている時間は限られていました。スマートフォンの登場により、たくさんの人が常時ネットにつながっている状況になりました。

 また、「Facebook」や、アメリカではビジネスパーソン向けの「LinkedIn(リンクトイン)」などソーシャル・ネットワークが普及し、個人の特定が容易になったこともシェアリングエコノミーが発展する後押しとなったといえます。

《HANJO HANJO編集部》

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