東日本高速会社が多様な入札契約方式を積極導入 画像 東日本高速会社が多様な入札契約方式を積極導入

制度・ビジネスチャンス

 ◇民間技術・ノウハウ積極活用
 東日本高速道路会社は、難易度の高い大規模な新設・更新工事などを適切に進めるため、多様な入札契約方式を積極的に導入する。国土交通省のガイドラインに基づいて「技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)」を、本年度に発注予定の新設、更新・耐震補強の関連工事4件に適用する方針。設計段階から施工予定者が関与する「ECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式」、「設計・施工一括発注(DB)方式」のモデル工事の実施状況なども踏まえ、民間の技術・ノウハウをより適切に各事業に反映できる入札契約方式の体系化を急ぐ。
 高速道路の新設事業のほか、リニューアルプロジェクト(大規模更新・修繕事業)といった従来経験したことがなく、難易度の高い工事を円滑かつ着実に進める上で、ゼネコンなど民間企業が持つ優れた技術・ノウハウを活用する。
 こうした難工事に対して、東日本高速会社は施工関係者が川上段階から事業に深く関わる発注方式を積極的に活用する。新設では「東京外かく環状道路 中央ジャンクション南地中拡幅(南行)工事」「同 中央ジャンクション北地中拡幅(南行)工事」の一般競争入札2件、更新・補強関連では「北陸自動車道 親不知海岸高架橋外波西耐震補強工事」「同 高瀬橋床版取換工事」の条件付き一般競争入札2件で技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)を適用。第2四半期(7~9月)中に発注手続きを開始する見通しだ。
 同社幹部は「外環道のような大規模新設工事だけでなく、リニューアルプロジェクトなどの現地条件が厳しく、制約条件が多い工事を円滑に進めるには技術提案・交渉方式が有効だ」と指摘。大林組らが参画して事業化を進める「上信越自動車道北野牧トンネル落石対策」に適用したECI方式、DB方式なども含め、それぞれの工事の特徴・特色に合わせ、最適な発注方式を適宜選択できるように、適用案件の判断基準などを整理・明確化していく考えだ。
 今後、発注手続きが本格化するリニューアルプロジェクトについては、入札に参加する対象業者の枠組み(工種、等級)や積算基準なども見直し、より実態に合った入札契約方式に再構築する。

東日本高速会社/多様な入札契約方式を積極導入/ECIやDB方式を適宜選択

《日刊建設工業新聞》

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