【熊本地震】阿蘇大橋は600m下流で架替 画像 【熊本地震】阿蘇大橋は600m下流で架替

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 九州地方整備局は、熊本県を中心に続く地震で大規模斜面崩壊が発生し通行止めとなった阿蘇大橋地区(熊本県南阿蘇村)の道路関係の災害復旧事業の概要を固めた。国道57号は現道の北側に整備する延長約13キロの「北側復旧ルート」を決定。権限代行で行う国道325号阿蘇大橋は現在地より約600メートル下流の位置に長大橋として架け替えることを決めた。いずれも本年度中に地質調査や設計などに着手する。
 北側復旧ルートは6月28日に公表した概略ルートに対する意見募集の結果を踏まえ決定し、6日に発表した。斜面崩壊箇所を避けつつ、工期をできるだけ短くするため外輪山を通過するトンネルの延長が最短になるルートを検討した。黒川の洪水浸水想定区域を通過する箇所は橋梁による整備を検討する。
 ルートは阿蘇市赤水の市街地北側で現道から分岐し、汚泥処理施設などの北側を迂回(うかい)した上で外輪山を約4キロのトンネルで通過。熊本中核工業団地などの北側を迂回し、大津町引水で現道につながる。今後、地元説明会を開催し、用地買収や地質調査、トンネルの詳細設計などに着手する。
 ルート決定に当たり行った意見募集には475件の回答が寄せられ、このうち約9割が北側復旧ルートの整備は必要と答えた。
 落橋した国道325号阿蘇大橋は架け替え位置の案を5日に開いた有識者の「国道325号ルート・構造に関する技術検討会」に諮り、了承された。
 架け替え位置の選定に当たっては上流や現在地、下流で想定される4案を比較検討。斜面崩壊による被災箇所を避けられ安全性が高く、早期の復旧が可能で、主要交通に配慮し迂回感がない熊本市内寄りの案で地元の要望も多いことから現在地より約600メートル下流の案を選定した。
 架け替え区間全体の整備延長は約1キロ、このうち橋梁は約600~700メートルを想定している。
 今後は橋梁形式の選定に着手する。選定に当たっては推定活断層を避けた下部構造の配置とし、地盤変状が生じても落橋・倒壊しにくい構造、工期の短い構造、阿蘇観光の玄関口としてのシンボル性などに配慮する。
 次回の検討会に案を諮る予定で、橋梁形式が決まれば地質調査や測量、設計などに順次着手する。

熊本地震/九州整備局、57号北側ルート決定/阿蘇大橋は600m下流で架替

《日刊建設工業新聞》

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