【時事エッセイ】隅田川花火と都知事選 画像 【時事エッセイ】隅田川花火と都知事選

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 江戸の夏の風物詩「両国の川開き」を知らせる花火は「鍵屋(かぎや)」と「玉屋(たまや)」が受け持った。当時の狂歌に〈橋の上 玉屋玉屋の声ばかり なぜに鍵屋と いわぬ情(錠)なし〉とあり、人気は玉屋が勝った▼その玉屋だが、失火が原因で幕府に廃業を命じられ、35年で店を閉じた。落語の演目「たがや」は玉屋を廃業させた幕府への批判を込めたオマージュだ▼「たがや」は、両国の川開きの当日、桶を修理するたがやの職人と武士が言い争いになり、たがやが侍の槍を奪って横に払うと侍の首が宙に。見物人の「たがやぁ」の掛け声が噺のサゲ。元はたがやの首を払う噺が、いつの間にか侍の首に改変された▼両国の川開きを引き継ぐ「隅田川花火大会」の今年の開催日は7月30日の土曜。荒天だと翌日に順延されるが、今回は東京都知事選と重なるため中止とするそうだ。都知事が首を取られた代償を都民が払うことがないよう好天を祈ろう▼ところで、肝心の都知事候補はいまだそろわず、後出しじゃんけんの気配も濃厚。人気投票ではなく、厳しい視線で候補者の資質をしっかり見定めたい。

回転窓/隅田川花火と都知事選

《日刊建設工業新聞》

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