パナソニック、インフラ点検にロボット技術を積極導入! 画像 パナソニック、インフラ点検にロボット技術を積極導入!

IT業務効率

 パナソニックが、ロボットやドローン(小型無人機)を使ったインフラ点検技術の開発を加速させている。水中でダムの壁面の点検ができるロボットや、ドローンを使った橋梁点検ソリューションシステムの開発に取り組んでおり、ダム壁面の点検ロボットは年内の販売開始を目指して実証実験を進めている。
 ロボットやドローンの導入で労働力不足を補い、点検業務を効率的に行えるようにするのが狙い。
 ダム壁面の点検ロボットは、水中を壁面に沿って移動しながら、傷んだ箇所をカメラで撮影する。ロボットには、深度と壁面との距離を測り、水平を維持するためのセンサーを搭載。自律制御で動く。操縦者は、ロボットからリアルタイムで送られてくる映像を見ながら、該当箇所を撮影するだけでよい。
 収集した画像データを分析し、▽損傷の自動計測▽経年変化の「見える化」▽水中壁面の全体マップの作成-などを行うサービスも併せて提供する計画だ。
 点検ロボットの操作ノウハウを素早く習得できるシミュレーターも開発した。ロボットが水中に存在するかのように実際の操作モニター画面に表示し、操縦ノウハウを身に付けられるようにする。操作に慣れるまでの期間が短縮され、効率的に点検作業に着手できるという。
 ダム壁面の点検はこれまで潜水士が目視で行ってきた。水中での長時間の作業は危険を伴い、コストや時間もかかる。そのため、危険箇所をあらかじめ予想して潜水士が潜り、スポット的に点検を実施する方法が主流となり、ダム壁面全体を網羅した点検作業は困難だった。
 同社は現在、京都府宇治市の天ケ瀬ダムで実証実験を行っている。年内にも販売を開始できる見込みで、国土交通省を中心に売り込む。
 ドローンを活用した橋梁点検技術の開発では、ドローンメーカーのプロドローン(名古屋市中区、河野雅一社長)と共同開発契約を結んで事業を進めている。ドローンを安定して操作できるシステム開発をコンセプトに、パナソニックが保有するカメラ技術や映像解析技術などを投入。早期の事業化を目指す。

パナソニック/インフラ点検にロボット技術積極導入/16年内発売へ実証実験進む

《日刊建設工業新聞》

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