ドローンによるレーザー測量、国内初実用化! 画像 ドローンによるレーザー測量、国内初実用化!

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 鹿島は13日、測量機器メーカーのニコン・トリンブル(東京都大田区、丹澤孝社長)、3次元(3D)計測を手掛けるルーチェサーチ(広島市安佐南区、渡辺豊社長)と共同で、国土交通省九州地方整備局発注の「大分川ダム建設(一期)工事」でドローン(小型無人機)を使ったレーザー測量を行い、高密度・高精度な測量結果を確認したと発表した。造成工事などでドローンによる写真測量の実績はあるが、レーザー測量の実用化は国内初という。
 光波測量器やGNSS(全地球航法衛星システム)測量器を用いた測量が一般的だが、近年では3D図面を出力できる3Dレーザー測量が普及しつつある。ドローンを使った写真測量も増え、同社では大型造成工事などに適用してきた。
 大分川ダム建設工事では、ダム堤体の盛り立て・原石山工事の土量管理などにドローンによる写真測量を実施。ただ、この方法では高低差のある複雑な地形や樹木伐採前のたん水予定地の地形で精度の高い測量データを取得することが難しく、課題となっている。
 そこで同社は、ドローンによるレーザー測量に着目した。ドローンで写真測量を行うには、あらかじめ基準点を地表面に複数設置する必要があるが、レーザー測量では、地表面に向けてレーザーを照射することで得られる距離と機体に内蔵されたGNSS、ジャイロセンサーにより機体の位置情報が得られるため、基準点設置の必要がない。
 レーザー照射は樹木の隙間を通り地表面まで到達するため、伐採・除根前に地山の計測が可能。測量した結果は点群データで出力されることから高低差を把握でき、複雑な地形でも精度の高いデータが得られる。この点群データは3DCADやGIS(地理情報システム)に使うことが可能で、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)への展開も容易という。
 使用したドローンは、事前にパソコン上に設定したルートに従い自律飛行が可能。最大30キロまで搭載でき、風速10メートルの状況でも安定飛行できる。今回の現場では、飛行時間13分で20ヘクタールを測量し、約6時間でデータ処理を完了した。高精度の地上レーザー測量の結果と比べると、90%の測量点がプラスマイナス4・5センチ以下の精度で測量できたという。
 セスナ機などによる航空レーザー測量と比べ低コストで済み、現場の必要に応じてその都度測量できる。今後、出来形管理などに適用範囲を拡大。急斜面など人が立ち入ることが難しい場所の事前測量や短時間に高精度のデータ取得が求められる土木工事などに低価格で導入できるよう、開発を継続していく。

鹿島ら/ドローンによるレーザー測量を国内初実用化/大分川ダム建設工事で

《日刊建設工業新聞》

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