~着地型観光:5~増えるインバウンド、見えてきた成功の法則 画像 ~着地型観光:5~増えるインバウンド、見えてきた成功の法則

インバウンド・地域活性

【記事のポイント】
▼すすむ着地型観光のインバウンド需要
▼まず発掘すべき観光資源は“自然”
▼ネット上の観光代理店が客を運ぶ


■訪日観光客のリピーターは5割以上

 ツアーの主催者による送迎に頼らず、客が自ら観光地を訪れるから“着地型観光”。では、なぜそれが今インバウンドを通して注目を集め、国をあげて振興されているのか? 着地型観光に関心を持つなら、まずはその背景を知っておくべきだろう。

 先の語源に従うならば、着地型観光の主な利用者は、旅行会社の観光ツアーを使わない個人観光客ということになる。そして、初来日した観光客の多くが旅行会社のツアーを使うため、個人観光客の多くはリピーターだ。年を重ねるごとに訪日観光客の累積総数は増大し、当然リピーターの数も増えていく。

 観光庁が発表している「訪日外国人消費動向調査」によると、15年に観光・レジャー目的で訪日した外国人のうち、リピーターの割合は53.6%。政府の目標にあるように、今後その分母はさらなる増加が見込まれている。つまり、地方を訪れる訪日リピーターの増加が予測されるからこそ、着地型観光が新たなビジネスとして注目されているわけだ。

 また、東京や京都などのツアーを経験した訪日観光客が、今度はツアーの無い地方の観光地を訪れるという図式は、観光を通した地方創生という国の意図とも一致する。そのため、県や自治体では着地型観光の創設に対し、補助金などの支援体制を整えているところも多い。日本版DMOが本格的に機能すれば、その事業の中でも大きな役割を果たすことになるだろう。

《HANJO HANJO編集部》

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