勉強の友!コクヨの「キャンパスノート」、累計販売28億冊を突破 画像 勉強の友!コクヨの「キャンパスノート」、累計販売28億冊を突破

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 コクヨが販売する国内トップシェアのノートブランド「キャンパスノート」は、1975年の発売からシリーズ販売冊数が累計28億冊を突破した。キャンパスノートを生産する滋賀工場のコクヨ工業滋賀(滋賀県愛荘町)は、マザー工場として海外工場の生産技術支援の役割も担う主力の製造拠点だ。時代の変化に柔軟に対応する滋賀工場の生産技術が、40年以上続くロングセラーを支えている。

年産1億冊以上生産
 滋賀工場の生産能力は年間1億冊以上と、国内で販売するキャンパスノートのほぼ全てを製造する。

 ノート用紙は、製紙会社から運び込まれたロール状の紙材料を機械にセットする「給紙」、巻き上げた紙に高速でけい線を印刷する「中紙印刷」、表面と裏面の紙を折り合わせる「中紙折り」の各工程を経て完成する。これに表紙と背表紙を合わせて3冊つながった状態のものを、裁断して1冊の最終製品ができ上がる。


<完成したノートに不良品がないか、30分ごとに人の目でチェックする>

30分ごとに厳格な品質管理
 品質管理は厳格。ノート用紙の裏表に印刷したけい線が一致しているか、30分ごとに人の目で入念な確認作業を行う。

 とじたノートを引っ張り強度テストも行うなど、各工程に独自の基準に基づく検査項目を設けている。

 コクヨ工業滋賀の前田賢一社長は、小売業の業態変化に伴い「製造も(少品種大量化から)多品種少量化になった」と話す。

 発売当初の70年代、ノートは文房具店で単品販売していた。だが、2000年以降、ホームセンターやディスカウントストアの台頭により、5冊で1セットの「パックノート」が安値で売られている。

 このため「1冊をどれだけ安く作るか」(前田賢一社長)が課題になった。さらに10年代に入ると、5冊1セットでも1冊ごとに表紙の色やデザインが異なる「色パックノート」が高付加価値品として人気に。同工場の14年の色パックノート生産数量構成比は、11年比で13ポイント高い51%に上昇した。

 デジタル化の進展で紙離れが進み売り上げは一時減少したが、近年は手書きが見直されてノートの人気が再び高まっているという。

こだわりの5代目
 消費者のニーズに合わせてデザインや設計もモデルチェンジを重ね、現在のキャンパスノートは5代目。「線のひきやすさ」にこだわったのが特徴だ。

 縦線が引きやすいよう一定間隔に三角形の目印を印刷したり、5行ごとに目印をプリントしたりする工夫を施した。

 コクヨの黒田章裕会長は「ノートの取り方は多様化している」と話す。

 市場の変化に敏感に反応する経営判断と現場力が、同社の強さを支えている。
(文=山下絵梨)

勉強の友!コクヨの「キャンパスノート」、累計販売28億冊突破

《ニュースイッチ by 日刊工業新聞》

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