築地市場解体は11月、「築地ブランド」どう残す? 画像 築地市場解体は11月、「築地ブランド」どう残す?

インバウンド・地域活性

 東京都は、移転が決まっている中央卸売市場築地市場(中央区築地5の2の1、敷地面積23万0836平方メートル)の卸売・仲卸売場棟など既存施設の解体工事に着手する。総延べ床面積約28万平方メートルの解体対象施設のうち、17万6739平方メートルを取り壊す工事4件の施工者を決める入札を6日に公告。4件とも7月21日に開札し、11月中の着工を目指す。残工事は17年度以降に発注する。都は今後、解体によって創出される跡地の利用方針を都民の意見を踏まえて検討する。
 現在の築地市場の機能は、都が11月7日の開業に向け建設中の豊洲市場(江東区豊洲)に移転することが決まっている。このため、不要になる施設を解体。6日に入札公告する工事4件は18年3月15日までの完工が目標だ。
 築地市場跡地の利用方針は未定だが、舛添要一知事は4月の定例記者会見で、「都民の知恵を集めて、どういうふうに築地を再開発するか、しっかり議論したい」と強調している。さらに、「東京五輪が開かれる2020年には駐車場に使うとかさまざまな案がある。五輪が終わってからいろいろな準備をする」と五輪後に開発を本格化する考えを表明。開発の際は、「築地ブランドを良い形で残せればいい」との意向も示した。
 築地市場の跡地利用で、地元の中央区はいち早く都に要望を行ってきた。築地市場周辺の歴史と文化を生かしつつ、都心部と臨海部の交通上の結節点になるような土地の活用方法の検討を求めている。
 都心の一画に新たに生まれる広大な跡地の動向には、民間事業者も注目している。仮に建築物を建てる場合、矢田美英区長は、「マンションやオフィスではなく、にぎわいと活気を呼び込めるようなスポーツ施設やテーマパークがよいのではないか」との考えを示している。

東京都/築地市場解体(中央区)/11月着工、跡地利用に高まる期待

《日刊建設工業新聞》

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