新潟市、くじ引きによる落札者、入札工事の67.7%に 画像 新潟市、くじ引きによる落札者、入札工事の67.7%に

制度・ビジネスチャンス

 新潟市は、15年度に契約した工事のうち、くじ引きで落札者が決定した件数と工種別発生率を明らかにした。総合評価方式試行を除いた一般競争入札と指名競争入札工事931件のうち、最低制限価格と同額の札を入れた者が複数あったなどの理由で、くじ引きで落札者が決まった工事は630件で、率にして67・67%を占めた。くじ引きでの落札者決定は特に土木一式、舗装で多い。土木一式では89・62%、舗装は98・84%がくじ引きで決定している=表参照。
 14年度の総合評価方式試行を除いた一般競争入札と指名競争入札工事は1026件。うちくじ引きで落札者が決まった割合は60・33%(619件)だった。15年度は前年度に比べてくじ引きでの落札者決定率が7・34ポイント上昇したことになる。
 土木、舗装は以前からくじ引きでの落札者決定は多い。14年度の総合評価方式試行を除いた一般競争入札と指名競争入札工事を見ると土木は447件中344件、率にして76・96%が、舗装は197件中187件、率にして94・92%がくじ引きで落札者が決定している。
 土木、舗装、造園で多い理由について、市は簡易な工事が大多数を占めることがあると見ている。簡易な工事なので同種・類似工事を基に予定価格を高い確度で類推して、その内訳も正確に再現できるので、最低制限価格を当てるのはさほど難しいことではないというのが市の言い分だ。
 ただ、さまざまな制度改正により落札率が年々上昇しているためか、業界からくじ引き落札を減らすための改善を求める声は小さいという。
 市発注工事(水道局、市民病院除く)の最近の年度別の落札率平均を見ると、15年度は91・06%、14年度は89・27%、13年度は89・31%、12年度は88・38%、11年度は88・31%、10年度は86・51%、09年度は85・09%、08年度は83・72%、07年度は82・94%。ほぼ右肩上がりに毎年上昇している。

新潟市/15年度工事契約状況/くじ引きで落札者決定、競争入札工事の67・7%に

《日刊建設工業新聞》

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