【爆買いの次に来るもの:4】人気の“神薬”、“棚買い”される陳列を! 画像 【爆買いの次に来るもの:4】人気の“神薬”、“棚買い”される陳列を!

インバウンド・地域活性

【記事のポイント】
▼「日本の“神薬”」サイトの注目度は引き続き高い
▼突撃してくる客の目を惹く、店頭での陳列を
▼ソーシャルメディアマーケティングを売り場に活かす


■「インバウンド需要の伸長」で大増益

 ウェルネス分野での爆買いの勢いが止まらない。ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングスが5月12日に発表した16年3月期連結決算の営業利益は、前期比55.5%増となる274億円。同社がインバウンド需要の伸長を増益の理由として挙げたように、化粧品・医薬品・健康食品の市場において外国人観光客による爆買いのニーズは高まり続けている。果たして、ウェルネス分野では、いま外国人観光客に何が売れていて、これから何が売れるのだろうか。

「化粧品や薬に関して、中国や香港から訪れる旅行客は、事前にインターネットサイトで情報収集をして、何を買うか決めてから来日するんですよ」

 そう語るのは都内を中心に外国人観光客向けの日本旅行をガイドしている張秀英さん。中国では「日本に旅行したら絶対に買うべき“神薬”(かみやく)」を扱ったサイトが人気で、現地の旅行代理店ではサイトの記事をプリントアウトして置いてあるぐらいだという。そのため、ウェルネス分野では旅行前から買い物リストが決まっていて、団体旅行客の間でも積極的な情報交換がなされているのだ。

 では、商品を販売する日本の店舗はどのように対応しているのだろうか。マツモトキヨシがインバウンド特化店と位置付け、昨年オープンした銀座8丁目店では「龍角散ダイレクト」「イブクイック頭痛薬」「タケダ漢方便秘薬」が人気とのこと。いずれも中国で人気の「日本の“神薬”」サイトで紹介されている商品だ。店舗はこれをいかに外国人旅行客が見つけやすいスペースに陳列するかが要点となる。

 陳列方法の優れた例となるのが、売上の41.6%がインバウンドである東京都中央区の「ドン・キホーテ 銀座本館」。同店では「日本の“神薬”」サイトで紹介されている商品を中心に並べたコーナーを医薬品売場に設置。中国語と英語で解説し、「太田胃散」「アリナミンEX PLUS」「パブロンゴールドA」「液体ムヒS」「強力わかもと」などを“日本の良い物”としてコーナー化している。

《本折浩之/HANJO HANJO編集部》

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