主要ゼネコンの3月期業績、工事採算改善で利益増加 画像 主要ゼネコンの3月期業績、工事採算改善で利益増加

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 主要上場ゼネコン各社が、16年3月期業績予想を相次ぎ修正している。3月から4月にかけて修正を発表したのは、売上高上位25社のうち計11社。すべての社が営業利益予想を上方修正した。国内建設工事の採算が改善したのに加え、手持ち工事が順調に進み、完成工事総利益(粗利益)が増えたのが要因だ。主要ゼネコンの16年3月期決算は13日に出そろう。
 4月に修正を発表したのは、▽大林組▽清水建設▽大成建設▽西松建設▽東急建設▽錢高組-の6社。連結ベースの売上高は、大林組、大成建設、西松建設の3社が微減となるものの、6社すべてが営業利益、経常利益、純利益をいずれも上方修正した。
 このうち、本業のもうけを示す営業利益の予想を100億円以上増額したのは、大林組(増額幅260億円)、清水建設(130億円)大成建設(334億円)の大手3社で、大成建設と大林組の2社は、連結営業利益が1000億円を突破する見込みとなった。
 国内建設需要の増加で、各社が好採算物件を受注しやすくなり、粗利益が増えていることが営業利益の増額要因。売り上げ計上した工事の採算を示す完成工事総利益(粗利益)率は、大林組が10・8%(前回発表時9・3%)、清水建設が9・9%(8・6%)、大成建設が12・0%(9・3%)と1ポイント以上改善している。
 このほかにも、「建設事業、不動産事業ともに子会社の営業利益が増加した」(大林組)、「国内子会社の業績が総じて好調だった」(大成建設)などの声が出ている。
 利益の改善に伴い、期末配当を増やす社も多い。大林組は期末配当予想を5円から13円に修正。清水建設は普通配当5円に特別配当6円を加えた。同社はさらに、建築や土木、都市計画を専攻する学生に奨学金を給付する「清水育英会」を設立。社会貢献活動の幅を広げている。配当は各社が6月下旬に開く株主総会で正式決定する。
 3月にも5社(鹿島、熊谷組、東亜建設工業、淺沼組、ピーエス三菱)が業績予想の修正を発表済み。鹿島は連結ベースで売上高を200億円、営業利益を500億円をそれぞれ前回予想から増額。この結果、大成建設と大林組と同様、連結営業利益が1000億円を突破する見通しとなった。

主要ゼネコン/16年3月期業績予想修正相次ぐ/工事採算改善で利益増加

《日刊建設工業新聞》

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