フィアット・クライスラー、自動運転技術でグーグルと提携交渉 画像 フィアット・クライスラー、自動運転技術でグーグルと提携交渉

IT業務効率

 グーグルの親会社であるアルファベットと、フィアット・クライスラー・オートモーティブ(FCA)が自動運転技術をめぐる提携交渉で最終段階にあるとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などが伝えた。自動車業界ブログのAutoExtremistが[http://www.autoextremist.com/current/2016/4/26/google-in-final-negotiations-with-fiat-chrysler-on-an-advanc.html{最初に報じた。}]

 WSJの記事の情報源でもある関係者によれば、アルファベットとFCAの交渉は数カ月にわたって続いており、アルファベットは開発中も含めて自前の自動運転技術を世界の自動車メーカーに有償で供与しながら、提携関係を模索しているという。

 FCAのセルジオ・マルキオンネCEOはこれまで、開発生産コスト削減のため、自動車メーカー同士の提携や合併を推進すると同時に、アルファベットやアップルのような、自動運転車での事業参入に関心を持つ大手IT企業との協力にも前向きな態度を示していた。一方、グーグルの自動運転車開発部門の幹部は「自社で自動車生産は行わない」と明言している。アルファベットとしては技術供与の代わりに、自社開発した電気自動車の生産をFCAに委託することが提携の大きな狙いの一つと思われる。

<追記>アップル、ウーバーとの提携も示唆
 自動車専門誌の[http://www.automobilemag.com/news/fca-ceo-tieup-google-apple-makes-sense/{Automobile Mag}]がFCAのマルキオンネCEOとのインタビュー記事を29日掲載し、その中で同CEOは自動運転技術をめぐるグーグルとの提携交渉の噂について率直に認めた。それだけでなく、アップルやウーバーなど自動運転車への参入を伺う企業との提携の可能性についても示唆した。

 「彼らはわれわれにはない技術やサービスを持っている。しかもグーグルやアップルはどの自動車メーカーでも買収できるだけの資金力もある。では、われわれが守るものは何なのか?」

 マルキオンネCEOは、グーグルなどの「破壊者」が、既存の自動車メーカーにはない技術を持っており、自分たちが生き残るためには、技術に対して「完全なオープン戦略」であることと、破壊者との協力の重要性を強調したという。

 「自動車業界の次のパラダイムは技術について破壊者たちと協力することだ。その一つがグーグルがで、もう一つがアップルであり、ウーバーもそうだ。カギとなるのは破壊者との共存共栄の道を見つけることと、われわれのスキルを交渉の席でさらけ出すことだ。何よりスピードがものを言う。ビッグプレーヤーや新興企業との関係を急いで確立しなければならない。ゴールは高いレベルで仕事を分け合うこと。われわれは車を作り、彼らは技術を作る。理想的には、こうした技術をFCAの各ブランドに導入していくことになる」

自動運転技術でグーグルと提携交渉。フィアット・クライスラーCEO認める

《ニュースイッチ by 日刊工業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

IT業務効率 アクセスランキング

  1. アイシングループ、自動運転技術の実車デモ……ITS世界会議で

    アイシングループ、自動運転技術の実車デモ……ITS世界会議で

  2. 【ツーリズムEXPOジャパン】ドコモ、5カ国語対応「てがき翻訳」

    【ツーリズムEXPOジャパン】ドコモ、5カ国語対応「てがき翻訳」

  3. 万引き防止ゲートをRFID対応に――在庫管理にも応用可能

    万引き防止ゲートをRFID対応に――在庫管理にも応用可能

  4. 「東工大の黒い壁」が進化、契約電力が減ったのは太陽光を主力電源にした成果

  5. 富士通の堅牢SIMフリースマホ発売…防水、防塵、耐衝撃、耐振動など

  6. Googleマップ上に「物件価格」を表示するサービスが登場

  7. 人型ロボット「Pepper」が会社の受付や顧客管理をこなす!

  8. 「アパレルショップと消費者」のマッチングアプリが登場、店舗の「O2O」活動を支援

  9. 優れたIT関連の新商品・サービスに補助金交付、青森でコンペ

  10. 自動運転技術は、ブレーキ制御と車線変更支援...太田国交相

アクセスランキングをもっと見る

page top