青果物の“お試し購入”が好調、クーポンサイトを利用 画像 青果物の“お試し購入”が好調、クーポンサイトを利用

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 青果物の“お試し購入”として、共同購入クーポンサイトを利用するケースが増えている。同サイトは制限時間内に一定以上が購入すると、飲食店やホテルが提示した割引価格でのサービスを受けられるというもの。定価のない青果物でも、複数人が同時期に“お試し”で購入することを前提に、割安感のある価格が設定されている。
 愛媛県産「宇和島ゴールド」4キロが送料込みで2050円――。青果物のネット販売を手掛けるフレッシュつちやま(愛媛県宇和島市)は、楽天が運営する大手クーポンサイト「RaCoupon(ラクーポン)」で、「河内晩柑」を、この名称で売り込む。

 「河内晩柑」が出回るのは4、5月。他の中晩かんに比べ出回り時期が遅く、市場では「通常の販売では売り込みが難しい」(卸売会社)という声のある中、同サイトを利用し、売り上げを伸ばしている。

 売り出してから5日間で100件以上の注文があった。クーポンサイトは、ただ商品を売るのではなく、宣伝効果も持たせることが売り。同サイトでは、販売を始めたときや終了が近づいたときなど、どんなクーポンでもサイト上部に表示する。

 「河内晩柑」の場合、「食品」として売れ行きが上位だったことから、上部に表示。「購入件数が商品の信用となり、知らない青果物でも安心して注文する利用客が多い」と同社は話す。

 山形県JAてんどうの子会社、ジェイエイてんどうフーズもクーポンサイトを活用する。6月中・下旬に出回る露地サクランボ「佐藤錦」を1ケース(1キロ)2980円で、4月上旬に販売したところ、わずか1週間で2000ケースを売り上げた。同社は「店頭で売り込みが強くない4月に、これほど売れる販売先は他にない」と驚く。

 同社が利用したのは、大手クーポンサイト「ポンパレ」。「ポンパレ」を運営するリクルートライフスタイル(東京都千代田区)によると、JAや青果物をネット販売する業者らが同サイトを使って売り込んだ野菜や果実などは、この2年間で400点以上。「高いものを安く買いたい消費者が利用客の中心なので、サクランボのように高単価の青果物は特に人気が高い」と話す。

青果物 “お試し購入”好調 クーポンサイトを利用

《日本農業新聞》

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