【スマート林業:1】最先端テクノロジーで未来志向へ 画像 【スマート林業:1】最先端テクノロジーで未来志向へ

IT業務効率

 効率的な伐採計画によるコスト削減などで、林業関係者から大きな期待を寄せられている「スマート林業」。その期待の背景として、1960年には約44万人だった林業従事者が2010年に約5万人にまで減少している担い手不足、さらには日本の“歴史的な事情”が挙げられる。

 わが国では1940年代後半、戦後復興にともなう木材需要の急増から「拡大造林政策」を実施。その際に植林された木々がいま収穫期を迎え、伐採量の確保が求められているのだ。

■ドローンが加速させる「森林情報の可視化」

 林業の現場を大きく変えるといわれる「スマート林業」だが、果たしてどのような形で効率化をもたらすのだろうか? その大きな特徴のひとつに「森林情報の可視化」がある。90年代に登場した後、研究が重ねられているリモートセンシング技術。そのうちの一つが、上空からレーザーを発射することで、樹木の高さなど3次元位置情報を直接的に取得する測量技術「航空機LiDAR」だ。

 そして、近年はドローンが森林情報の可視化を加速させている。ドローンを用いて森林を空撮することにより、樹木の種類や過去の伐採状況、所有者情報といった森林の現状をデータ化。以前なら数日かかった森林所有者の把握がモニターを通して即座に可能となり、コスト削減に直結している。

《本折浩之/HANJO HANJO編集部》

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