【果物お土産ビジネス:3】果物店の「インバウンド需要のつかみ方」 画像 【果物お土産ビジネス:3】果物店の「インバウンド需要のつかみ方」

インバウンド・地域活性

 インバウンド需要をつかむべく、各業界が工夫を凝らしている。2014年に「外国人旅行者向け消費税免税制度」が改正され、食料品が免税対象に。免税販売の許可を得た小売業を中心に、外国人観光客を取り込むための施策がヒートアップしているのだ。外国人観光客の呼びこみに成功した事業者が「インバウンド特需」に沸くなか、街の果物店にも外国人観光客が大挙している。

■外国人観光客の心をつかむコミュニケーション

 東京・渋谷駅前で80年以上営業を続ける果物店・渋谷西村フルーツ。長く高級果物店として親しまれている同店にも、連日数多くの外国人観光客が訪れている。店内で店の方に話を聞くと「いま、お店に来られる7割から8割程度が外国人観光客の方ですね」とのこと。その割合は年々増加しているという。

 店内に1パック税込2160円で陳列されている「福岡産・あまおう」と「静岡産・初恋の香り」のセットの側には、タイ語と日本語で書かれた「ソンクランフェア」のプレートが添えられている。ソンクランとは4月13日から15日の“タイの旧正月”を指す言葉で、タイ人にはきわめて大切な日。近年、タイで人気を博している日本産のイチゴを、タイ人観光客の心をつかんで売る工夫が見て取れる。「その国で人気の商品」と「その国の一大行事」を関連付けた“見せ方”は、どの店でも参考になるに違いない。

 同じく、渋谷駅前に店を構えるフレッシュ大和田も、外国人観光客に人気の果物店だ。新鮮な果物が所狭しと並べられ活気に満ちた店内では、スタッフが外国人観光客店の質問に身振り手振りを交えながら丁寧に対応。率先してコミュニケーションを図ることで外国人観光客に安心感をもたらしている。

《本折浩之/HANJO HANJO編集部》

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