日本初のハラールパン専用工場が完成! 画像 日本初のハラールパン専用工場が完成!

インバウンド・地域活性

 イスラム教の戒律にのっとったハラール認証食品に取り組むアーレムジャパン(岡山市)は21日、岡山県吉備中央町で日本初のパン専用工場を完成させた。同町産の米粉を使い、パンは冷凍して全国のホテルやレストラン、大学などに販売する。町と一体となり、米消費拡大による農業活性化やインバウンド(訪日外国人)誘致で地方創生につなげる考えだ。


 総事業費は約5000万円で、敷地面積は230平方メートル。JAびほくが無料で貸し出す空き施設を利用した。5月中旬から本格稼働し、原料に町内産米粉を52%使った食パンやクロワッサンなど15種類ほどの冷凍パンを、1日に3000~4000個製造する。米粉は月間約3トンを使う計画だ。

 同社は昨年、20万人の在日イスラム教徒(ムスリム)や増加するムスリム観光客といった需要を見据え、ハラールに取り組む岡山市の企業3社で設立した。米粉を製造・販売するシーワンは、町と共に原料米の価格に上乗せ助成をするなど、ハラール食品を地方創生の柱の一つとして取り組んできた。

 アーレムジャパンの田原尚子代表は「パンでインバウンドを誘致し、町を盛り上げたい。『ハラールといえば吉備中央町』と言われるような取り組みをしていく」と意気込む。

 施設を貸し出すJAの平山薫専務は「農家の関心は高い。地元の米の消費が増え、所得増大につながれば」と期待を寄せる。

町産米粉を使用 ハラールパン工場竣工 岡山県吉備中央町

《日本農業新聞「e農net」》

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