熊本産切り花の相場、不安感 画像 熊本産切り花の相場、不安感

インバウンド・地域活性

 熊本県を中心に相次ぐ地震で、同県産を主力とする切り花の相場が落ち着かない。週明けに急騰した宿根カスミソウは反落、トルコギキョウは続伸した。出回りの先行き不透明感が大きく影響しており、卸売会社は「余震が続き、交通網も混乱しているため、買参人の不安感があるうちは、相場は安定しない」とみる。

 この時期に出回る宿根カスミソウやトルコギキョウは熊本産が主力だ。相次ぐ地震で、全体での不足感を見越した仕入れが目立ち相場が安定しない。

 20日の宿根カスミソウの日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1本60円で、前市より20%急落。前市では欠品や延着などを心配し、急騰したが「20日販売分では、早い段階から前年並みの入荷があると、買参人に情報提供ができたため、相対でも相場は落ち着いた」(卸売会社)という。

 一方、同日のトルコギキョウは1本168円で、前市を6%上回った。販売量は12万本と前年を18%上回ったが、卸売会社は「まとまった本数が必要になる業務、婚礼はまだ不安感が強いため注文が多く、引き合いが強い」と説明する。

 今後の出回りについて、JA熊本経済連は「一般道路を使って集荷しているため、到着時間にずれはあるが、金曜日に向けては延着などの影響はない」と話すが、買参人の不安感はなお強い。

 千葉県内の加工業者は「余震も多いため、出回りが今後安定するか心配」と話す。

 別の生花店は熊本産のカスミソウやカラーなどを余分に仕入れた。卸売会社は「入荷量を心配する買参人は多く、もうしばらく不安定な相場は続く」と見込んでいる。

相場が安定せず 熊本産切り花 地震で買参人に不安感

《日本農業新聞「e農net」》

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