設備工事各社、女性活躍推進へ 画像 設備工事各社、女性活躍推進へ

制度・ビジネスチャンス

 設備工事各社が、女性活躍推進法に基づく自主行動計画を策定した。各社とも女性採用人数の増加と女性管理職比率の上昇を掲げ、社内制度の整備や教育制度の充実を図る計画だ。もともと女性の入職希望者自体が少ない業界だが、女子学生向けの会社説明会を増やすなどしてアピールする。いずれの計画も4月1日にスタートしている。
 きんでんは、「新卒採用時、女性総合職の採用人員を倍増」「女性管理職倍増。女性初級管理者(副長クラス)を1・5倍に増加」を目標に掲げ、21年3月31日までの計画期間中の達成を目指す。採用選考時に女性応募者を増やすため、先輩女性総合職による企業説明会を実施する。管理職増加に向けては、キャリアアップ研修による女性一般職の総合職への転換を図る試みや、女性総合職に対する管理者研修などを実施する。
 トーエネックは、18年度末までに「女性の特別役付職の数を15年度比で2倍」「女性の一般役付職の数を15年度比で10%増」を目標に掲げる。目標達成に向け、女性採用につながるような独自のPR活動の実施や、仕事と家庭を両立できる取り組みの検討、女性の同職種・同世代が交流できる場の提供などの新規施策を実行する。
 住友電設は、20年3月末までの達成目標として「総合職新卒採用の10%以上を女性に」「一般職から(準)総合職への転換推進」「女性が働きやすい環境づくりの推進」を掲げる。環境づくりでは、「女性活躍推進チーム」を立ち上げ、意識改革と制度構築を軸にした議論を開始。18年4月から新制度の運用を始める予定だ。
 高砂熱学工業は、18年度末までに「従業員に占める女性社員の人数(比率)を、現在の250人(13%)から19年3月までに300人(14%)」に引き上げる。社内制度の充実や教育制度の整備を進めることで、目標達成を目指す。
 富士古河E&Cは「25年度末までに技術系女性社員を現在の11人から40人に増やす」「20年度末までに女性管理職を、現在の1人から5人に増やす」と詳細な目標を設定。管理職増加に向けては、候補者の選出や育成担当の設定などを盛り込んだ育成計画を立案・実行する。
 東芝プラントシステムは「5年後(21年3月末)の管理職に占める女性の割合を現在の0・5%から1・0%以上」に引き上げる。社外講師などを活用した管理職育成キャリア研修などに取り組む予定だ。
 協和エクシオは、21年3月末までに「女性社員を現在から25%増加」「女性管理職数を現在の2倍」を目指す。女子学生向け採用フォーラムへの参加や、離職防止に向け他社の事例を参考にした制度の導入などを実施。管理職候補に対しては、意識向上を目的にした研修を18年4月に開始する。
 日本コムシスは、18年度末までに「新卒採用者に占める女性比率20%」「管理職に占める女性比率を現在の2倍以上」にする。女性管理職を増やすため、プロジェクトチームを発足させ、7月以降に勉強会の実施や現行社内制度の見直しに取り組む。新たな社内制度は17年4月から運用する予定だ。
 ミライト・テクノロジーズは、20年3月末までに「正社員に占める女性比率を30%増」「管理職に占める女性割合を30%増」「営業・現場要員に占める女性比率を30%増」を目標に設定。ジョブローテーションを積極的に活用することで、営業・現場でも女性社員を増やす方針だ。

設備工事各社/女性活躍推進で自主行動計画策定/採用数と管理職比率増へ制度充実

《日刊建設工業新聞》

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