日立建機、顧客ソリューション事業でICTやIoTを活用 画像 日立建機、顧客ソリューション事業でICTやIoTを活用

IT業務効率

 日立建機は、安全性と生産性の向上やライフサイクルコストの削減といった顧客のニーズに応える「顧客ソリューション事業」の展開を本格的に始めた。4月1日付で「顧客ソリューション事業推進本部」を新設。建築・土木、マイニング(鉱業)など多分野をターゲットに、最新のICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)を活用し、顧客と一体となって課題解決に取り組む。
 安全性向上では、建設機械周辺情報の「見える化」に取り組む。対象となるのは、油圧ショベルやホイールローダー、ダンプトラック、道路機械など。日立グループが培ってきた自動車技術を活用し、建機に取り付けた広角カメラからの情報を運転室内のモニターで見えるようにする。このほか、建機周辺の人や物を検知する機能(開発中)を付加することで、安全性を高める。
 生産性向上では、マイニングで培ってきた運行管理システムを建築・土木向け機種にも展開することを想定。国土交通省が進める建設現場の生産性向上策「i-Construction」にも対応するため、3次元(3D)測量や3Dデータ出来形管理といったソリューションの提供も行っていく。
 ライフサイクルコスト削減では、同社が提供する建機の稼働を遠隔監視するシステム「コンサイト」の活用を加速。建機の状態や不具合の予兆を見える化することで、早期予防保全によるメンテナンスコストの削減を実現する。
 顧客ソリューション事業の本格化に合わせて油圧ショベルの新機種を市場投入する。6月にレンタル、11月に販売を開始する「ZX200X-5B」は、独自のマシンコントロール機能を搭載。GPS(衛星利用測位システム)やGNSS(汎地球測位航法衛星システム)に加え、車体に搭載したセンサーから算出した機械の位置情報や姿勢情報を設計データと組み合わせることで、掘削作業を半自動制御化する。施工目標面を掘り過ぎることなく効率的に掘削できるのが特徴だ。
 福本英士執行役研究本部長兼顧客ソリューション事業推進本部長は18日に東京都内で記者会見し、「IoTやビッグデータなど、さまざまな手法を導入して事業効率化を図る。顧客にとって最適なソリューションを提供していきたい」と話した。

日立建機/顧客ソリューション事業を本格展開/ICTやIoT活用しニーズに即応

《日刊建設工業新聞》

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