【時事エッセイ】黒たまごの価値 画像 【時事エッセイ】黒たまごの価値

インバウンド・地域活性

 一つ食べると寿命が7年伸びる-。温泉地の神奈川県箱根町の観光名所、大涌谷の名物「黒たまご」の宣伝文句の一節。その真偽はともかく、観光客からの人気は高い。黒たまごを食べるために遠方から訪れる人も▼生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に温泉の鉄分が付着。これに硫化水素が反応して酸化鉄となり、白い殻が黒色に変わる▼ただし、温泉成分や量の違いなどの関係で、どの温泉でも真っ黒になるわけではない。黒たまごを販売している温泉地は限られ、見た目だけでなく、こうした希少性も黒たまごの価値を高める要因の一つとなっている▼火山活動が活発化し、立ち入りが規制される大涌谷周辺。一部区間で運休中の「箱根ロープウェイ」が23日に大涌谷まで延伸され、28日からは約1年ぶりに黒たまごの販売が町内で再開される。大型連休前の名物復活に地元関係者は喜びに沸く▼1週間前に九州地方を襲った地震で熊本城など多くの観光名所が被災。発生直後からの救助活動、ライフラインの復旧作業に続き、観光資源の再建も今後の課題となる。復興に向けて継続的な支援が求められる。

回転窓/黒たまごの価値

《日刊建設工業新聞》

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