日空衛が人材ビジョンを決定。労働環境改善や中小支援も 画像 日空衛が人材ビジョンを決定。労働環境改善や中小支援も

制度・ビジネスチャンス

 日本空調衛生工事業協会(日空衛、野村春紀会長)は20日、都内で理事会を開き、人材確保・育成の課題や方向性などをまとめた「日空衛人材ビジョン」を決定した。業界の人材確保をめぐる問題を提起した上で、業界の認知度向上や労働環境の改善など取り組むべき対応策を列挙した。今後、ビジョンの内容を会員企業に周知。人材委員会でさらに具体的な行動計画を検討し、実行に移していく。
 ビジョンで掲げた対応策は、▽業界の認知度向上と社会からの期待度のアピール▽業界の潜在的な魅力の社会に対する積極的なアピール▽教育関係者などに対する業界としての人材採用方針の明示▽長時間労働の削減・休日の取得推進など労働環境の改善▽空調衛生工事関係技術者の地位向上▽若年層に対する育成方策の指針策定▽中小会員企業向けの教育・育成支援-の7項目。
 業界の認知度向上に向けては昨年、就職活動をする学生向けに業界のPRビデオ(技術者編)とパンフレットを作成している。16年度は技能者編のPRビデオを作成する予定だ。配管やダクトなどの関連団体と連携し、技能者の社会貢献度の高さや仕事の責任の重さなどが分かる内容に仕上げる。
 中小会員企業向けの教育・育成支援としては、大手クラスの会員企業が採用活動で行っているインターンシップや採用後の研修などの内容を16年度中に取りまとめ、中小会員企業に情報提供。女性の採用事例や高齢者の雇用のあり方など採用関係全般の情報についても会員間で共有を図る。
 野村会長は理事会後に記者会見し、「日空衛として、人材の確保・育成に関する方向性を正式に取りまとめたのは今回が初めて。長時間労働の是正や適正な休日取得などは関係機関との連携が重要になる。ビジョンの策定を契機に、具体的な方策を拡充していきたい」と述べた。
 ビジョンは5月24日の総会で会員企業に報告されるほか、ホームページでも閲覧できるようにする。今後の具体策は人材委員会で検討していく。

日空衛/人材ビジョンを決定/業界の認知度向上に注力、労働環境改善や中小支援も

《日刊建設工業新聞》

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